ときにやや一本調子になるとはいえ、小山らしい抒情的な温かさや、非常に瑞々しい表現が多々聴かれ、存在価値はあると見た。これは協奏曲、ソナタ同様で、特筆されるのはフェドセーエフの伴奏のスケールの大きさと豊かな雰囲気。録音も、共に非常に良い。
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チェイコフスキーに強いこだわりを持つふたりの大物演奏家の貴重盤復活
1998年に「Koch Schwann」レーベルからリリースされ話題となったボックスがリマスタリングを施されヘンスラーから再登場。チャイコフスキーに執念を燃やすホテーエフとフェドセーエフがタッグを組んだ企画で、ピアノとオーケストラのための作品を完……
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うれしい復活! フェドセーエフの『スペードの女王』
2002年に「Relief」レーベルから発売されたものの流通が途絶えていた、フェドセーエフの『スペードの女王』ライヴ録音が嬉しい再発売。今やオペラ解釈においても第一人者と目されるフェドセーエフの残した聴き応えある名盤です。
これはドミトリー・ホロストフスキ……
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巨匠フェドセーエフ80年代の名演!
チャイコフスキー後期三大交響曲集!
激動の時代を生き抜き、旧ソ連時代から現在に至るまで長きにわたり精力的な活躍を続ける巨匠ヴラディーミル・フェドセーエフ。
旧ソ連の崩壊前、冷戦時代に手兵のモスクワ放送交響楽団(チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ)を率いて……
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