寛一郎 - 文庫 1

戦後の暗闇の中を、血飛沫を上げながら駆け抜けた広島ヤクザが二人いる。「悪魔のキューピー」大西政寛と、「殺人鬼」山上光治ー。共に二丁拳銃で、殺めた者は数知れず、そして短い生涯の幕引きは苛烈な自死。二十五年もの長きに亘って繰り広げられた広島抗争の引き金を引いた、伝説のヤクザ二人の生き様に迫った血塗れの……続きを見る

かつて“海軍のお荷物”と言われた“ビリ軍艦”がわずか半年でトップの座に登りつめたー。艦長の情熱と「ちょっとした工夫」がチームを激変させたー感動の実録！続きを見る

「できるリーダー」は、何をしているか？-その具体的思考を明らかにする。はじめての管理職から、企業トップまでー海軍でいちばんダメだった「軍艦ベンフォルド」を変えたやり方ーこれはどんな職場にも活かせる！続きを見る

「僕は貴族の生まれです。下僕には身を落とせません」-スペイン山中で族長が明かす波乱の半生。シドニア公爵夫人の秘密、厄介者ブスケロスの騒動、神に見棄てられた男の悲劇など、物語は次なる物語を生み、時に語り手も変えつつ、六十一日間続く。続きを見る

「サラバンドを学べ、息子よ」-幾何学の勉強を禁じる父の過去、新大陸メキシコでの荘厳な愛の物語。ゴメレス一族の秘密もついに明かされ、地下空間に下りたアルフォンソは六十一日目に何を見るのか？ポーランドの鬼才ポトツキの幻の長篇、初の全訳、完結！続きを見る

ポーランドの貴族ポトツキ（一七六一ー一八一五）が仏語で著した奇想天外な物語。シエラ・モレナの山中をさまようアルフォンソの六十一日間の手記によって、彼が出会った謎めいた人々と、その数奇な運命が語られる。二十一世紀に全容が復元された幻の長篇、初の全訳。続きを見る