寺山修司 - 全体 2

演劇における見世物の復権、幻想演劇による時代の告発、民俗やサーカス、血の忌みという神話やフリークス。「きらめく闇の宇宙」に解放される劇的世界の成果。続きを見る

目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹。五月に誕生し、五月を帰りゆく故郷とした天性天与の才能。己がことばにぬり込めた燦々たる詩篇の輝き。比類なき青春の香気。われに五月を。空に本。はだしの恋唄。血と麦。“金字塔”田園に死す。地獄篇。“遺稿”懐かしのわが家。その詩的疾走の軌跡を辿る。続きを見る

なぜ寺山修司は、基地の町の中学教師に、７５通もの手紙を書き送ったのか。病床にあった“才能”を、物心ともに支えた女性の戦中戦後。町の歴史をたどりながら記す、二人の交感。続きを見る

生と死、時間と空間が錯綜する、寺山修司の渾身の遺作。キネマ旬報ベストテン第5位。 ＜収録内容＞ ・画面サイズ：1080p Hi-Def（スタンダード） ・音声：DTS-HD Master Audio／MONO 　▽特典映像 ・オリジナル予告編 ※収録内容は変更となる場合がございます。続きを見る

世界の涯てへ。ことばのテロルは向かう。暴力としての言語。事件としての書物。機械仕掛けの俳優。行動する観客。鏡の引力、円環の迷路、仮面、変身、地獄、夢、愛。ボルヘス、アルトー、ル＝クレジオ、…と縦横無尽に世界の謎を解読、来たるべき書物の世界を開示する。続きを見る

死刑執行から２０年…。“永山則夫”は今に何を伝えるのか！「犯罪はなぜ生まれるのか」をめぐり「社会」と「個人」で激しく対立した永山の１０００枚を超える「反ー寺山修司論」（１９７７年刊）の復刊。続きを見る

演劇の革命を唱えた実験劇三部作「盲人書簡」（見えない演劇）「疫病流行記」（言葉のない演劇）「阿呆船」（フーコー『狂気の歴史』の演劇化）をはじめ、世界にテラヤマの名を知らしめた「奴婢訓」など、演劇実験室「天井桟敷」の中・後期を代表する七作の戯曲を収録。ボルヘス、スウィフトらを包摂した呪術的・幻想的作……続きを見る

短歌、俳句、演劇…さまざまなジャンルで煌めく才能を発揮し、四十七歳で逝った寺山修司の詩的感性が横溢するエッセイ集。偏愛したボルヘス、夢野久作、フェリーニ等についての洞察、自叙伝、芝居、競馬等のエッセイを収録。続きを見る

一九六五年発表の本書は、今でこそ珍しくなくなったジャンルの超越をいとも自然に行った先駆的詩論でもある。“戦後七人の詩人”として挙げたのは谷川俊太郎、岩田宏、黒田喜夫、吉岡実に加え、西東三鬼、塚本邦雄、星野哲郎。権威によらない闊達で透徹した批評眼は田村隆一、青島幸男、長谷川龍生、ケストナーら数多の詩と……続きを見る

「私にとって歴史とは、ただの物語か伝説でしかなかった」風葬、裸まつり、鯨の墓…。日本文化に伏流する奇妙な風習と、神秘的な空気の横溢する風景を探し求め、最も型破りな文学者が旅に出た。自身を金田一耕助になぞらえ、不思議な習わしの源流を明かすべく、ノートを片手に飛びまわった旅の記録。とらえどころのない「……続きを見る

世界のあらゆる場所を劇場化し続けた希代の詩人・劇作家寺山修司と、少女の神秘性をファンタジックに描き続ける天才画家宇野亞喜良、珠玉のコラボレーション！続きを見る

自殺が贅沢であることを知る者だけが自殺のライセンスを与えられるー生涯にわたって反道徳的な倫理を問うた鬼才による希有なる自殺学の決定版。死の音楽、死と賭博の考察にはじまり、自殺機械の作り方、上手な遺書の書き方、場所の選び方を論じ、自殺紳士録や死をめぐる先人たちの語録まで収めて、自殺を考えつくす。続きを見る

１９６０年代の新宿ー。吃音と赤面対人恐怖症に悩む“バリカン”こと建二と、少年院に入り早すぎた人生の挫折を味わった新次は、それぞれの思いを胸に、裏通りのさびれたボクシング・ジムで運命の出会いを果たす。もがきながらもボクサーとしての道を進んでいく２人と、彼らを取り巻くわけありな人々の人間模様。寺山修司唯……続きを見る

寺山修司にとって“写真”とは何か。既成の芸術ジャンルに囚われることなく活動した寺山にとって、特別な意味をもっていた写真。現実なのか幻想なのか？東松照明、中平卓馬、森山大道、篠山紀信、荒木経惟らとの交流を辿りながら、寺山にとっての「撮る」ことの意味を問う。続きを見る

あまりにも早く駆け抜けていった20世紀の映像詩人=寺山修司のもっともシュールでアヴァンギャルドな映像作品のすべてを収録したDVD(vol.1〜4)のvol.3。 消しゴムで消すことのできる映画の試み『消しゴム』、書物を映画に翻訳し直した読む映像の試み『マルロドールの歌』、スクリーンの女優を撫で触ってみたい、縛ってみた……続きを見る

６０年代のカルチャーヒーローの全体像。続きを見る

異才・寺山修司がはじめて写真に挑み変身と背理の仮面の写真館を創設、美術および写真界に華麗なるイメージの爆弾を投げつけた。これは文字のない迷宮文学だ！続きを見る

虚構と現実が入り乱れる「現在」を寺山修司は予見していた！？死去から３０年以上を経ても寺山は時代を挑発し続けている。国際的にも評価の高かったテラヤマワールドを、演劇論にとどまらない総合的な視点から活写する。続きを見る

詩歌、散文、写真ー没後３５年、いまなお響く、そのロマネスク。発掘資料より４３＋３篇。続きを見る

あまりにも早く駆け抜けていった20世紀の映像詩人=寺山修司のもっともシュールでアヴァンギャルドな映像作品のすべてを収録したDVD(vol.1〜4)のvol.2。 3台の映写機から投影される映像を収めた『青少年のための映画入門』、スクリーン=ドアの向こうに無限に広がり変化する世界『迷宮譚』、疫病のように伝染していくイメー……続きを見る

「天井棧敷」で演劇にはまった僕は、寺山修司追悼公演のポスター貼りを頼まれたのが縁で演劇界から声がかかり、様々な経験をした。しかしいちばん好きだったのはポスター貼り。僕はポスター貼りを生業にすると決意。寺山さんに導かれて人生が大きく変わっていったー。奇抜な発想と行動力で寺山演劇はもちろん、業界を支え……続きを見る