泌尿器科学 5

Ｓｅｘｕａｌｌｙ　ｔｒａｎｓｍｉｔｔｅｄ　ｄｉｓｅａｓｅｓ（ＳＴＤ：性行為感染症）はこれまで主として泌尿器科、皮膚科で扱われていたが、この疾患の病態が多様化するにつれ、特定の診療科だけでなく、全科的な疾患であることを認識しなければならない。本書では、まずＳＴＤの診断に際しどのようなアプローチを行い……続きを見る

近年、性感染症は新たに複雑な疾患を加え、現代病ともいうべき社会的関心を高めてきている。これらの疾患は時代の推移とともに様相を変え、それぞれの専門分野において多くの問題を提起しているが、妊娠中に本疾患に関わると母児感染として母親から児に感染がおよぶ可能性があり、分娩方式の選択を含め、妊産婦を管理して……続きを見る

本書は泌尿器科学とはどのような医学であるのかを医学生に理解してもらい、学んでもらうための基礎的読本である。専門的な内容は含まれておらず、医学生のための必要かつ十分な項目内容に限定した。続きを見る

ＴＵＲＰはその解剖を理解し注意深く行なえば決して難しい手術ではない。出血点は常に凝固止血を行ない、視野を完全に保ちながら切除を進め、カプセルを損傷しなければ、どんな大きな腺腫でも切除が可能で、いくら長時間に及ぶ手術を行なっても、輸血を必要とするようなこともなく、ＴＵＲ症候群を起こすようなこともない……続きを見る

本書は、卒前教育あるいは卒後初期研修を受ける読者を対象に、従来よりシラバスとして講義のときに配布していた内容をテキストとしてまとめたものである。続きを見る

本書は、ＢＰＨの病因論、診断、治療にわたり最新の知見が美しいイラストと共に簡潔明瞭に記載されており、泌尿器科医のみならず、ＢＰＨの管理に関与する実地医家にとって日常診療の手引書となっている。続きを見る

本書を企画するにあたって、つぎの３点に留意した。すなわち、尿失禁の治療に従事する機会の多い産科婦人科と泌尿器科の尿失禁に対する学際を低くすること、プライマリケアを担当するホームドクターにわかりやすくかつ即戦的な内容であること、尿失禁を専門とする医師に最先端の知識を提供することを目標とした。本書にお……続きを見る