ハードロック・ヘヴィメタル 98

米サンディエゴ出身のハード・ロック・トリオのデビュー作。今時では珍しい70年代テイストが濃厚なロックで、ツェッペリンやパープル直系のアナログ・サウンドに、ピンク・フロイドのプログレ風味もある。バラード曲など、クラシック・ロック・ファンにもお薦め。続きを見る

スイスのハード・ロック・バンド、ゴットハードの通算10枚目となるアルバム。日本人好みのキャッチーかつ歌心のある音楽性は相変わらず。実力派バンドの節目を飾る、記念碑的作品となった。続きを見る

新プロジェクトの第1弾。ロカビリーやフォーク風もあるが、ヴォーカルは静かめだし音も抑制され、徹底的に穏やかな曲でゆっくり進行する物語仕立てだ。封入の3Dメガネを通すと立体的に見えるブックレットで、デヴィンのインタヴューと歌詞／和訳付き。続きを見る

NY出身の5人組バンド、エヴリー・タイム・アイ・ダイの5thアルバム。ヘヴィ＆デューティなギターとセンチメンタリズム満載のメロディが溶け合う、扇情的なメロディック・ハードコア・アルバムに仕上がっている。続きを見る

フィンランドのヘヴィ・メタル・バンド、ソナタ・アークティカの6thアルバム。テクニカルなギタリスト、エリアス・ヴィルヤネンを迎えた、新生ソナタの気概を感じさせる一枚だ。続きを見る

スウェーデンのヘヴィ・メタル・バンド、H.E.A.Tの来日記念盤。1stアルバムに、新曲やライヴ・ヴァージョンなど5曲を収録したボーナス・ディスクを付けたスペシャル・アイテムだ。続きを見る

元エクソダスのスティーヴ“ゼトロ”サウザと、ストラッピング・ヤング・ラッドのメンバーによるテネットのデビュー・アルバム。前バンドで実績を積んできた彼らだけに、その実力は折り紙付きだ。続きを見る

ソナタ・アークティカのギタリスト、エリアス・ヴィルヤネンのソロ・アルバム第3弾。彼の変幻自在のプレイが満載。過去2作はすべてインストだったが、今回はヴォーカル・ナンバーも収録している。続きを見る

90年のデビュー以来、英ゴシック・メタルの元祖として後続に影響を与え続けるパラダイス・ロストの2年ぶりのアルバム。ミドル・テンポのヘヴィ・グルーヴを前面に押し出しながら、叙情的で時に耽美的とも言える暗黒世界を披露。牽引車の凄みを見せつける圧巻の一枚。続きを見る

モーガンとメルセデスのランダー姉妹率いる、カナダのガールズ・メタル・バンド、キティの5thアルバム。キュートでアグレッシヴなメタル・サウンドが炸裂。男女を問わず堪能できる力作だ。続きを見る

元ソイルのギタリスト、ショーン・グラスが結成したメタル・コア・バンド、ダージ・ウィズインのデビュー・アルバム。ツイン・ギターがうなりを上げる直球メタル・コア・サウンドが痛快だ。続きを見る

スウェーデン発メロディック・デス・メタル・バンドの再リリース・シリーズの第3弾は、アルバムの世界観を体現したライヴ盤との2枚組。タイトルどおりに破壊の限りを尽くすかのようなパワー感と叙事詩的なスケール感の組み合わせは、“ヴァイキング・メタル”にふさわしい物語に奥行を与えている。続きを見る

女性シンガーを擁するスウェーデンの“メロディック・デス／スラッシュ・メタル・バンド”の2年ぶりの4作目。後期カーカスとチルドレン・オブ・ボドムが噛んだような曲に、アーク・エネミーがブラック・メタル化したみたいなヴォーカルが気合を入れ、なかなか面白い。インストの「ザ・ディーモンズ・ラン」は日本盤のみ。続きを見る

ドイツのパワー／スラッシュ・メタル・バンド、パラドックスの5thアルバム。切れ味の鋭いリフにドラマティックなメロディが絡むさまは実にスリリング。スラッシュ・メタルの新たな収穫と言える一枚だ。続きを見る

アメリカ・カリフォルニア州出身のハードコア／ヘヴィ・メタル・バンド、スロウダウンの6thアルバム。脱退したメンバーの代わりに、デス・バイ・ステレオのジャロッド・アレギザンダーがドラムを担当している。続きを見る

アズ・アイ・レイ・ダイイングのティムによるサイド・プロジェクトの2枚目。敬愛するアーノルド・シュワルツェネッガーをネタに繰り広げるブルータル・ラウドの激烈アルバム。ギター・ソロ以外の全パートをティムが担当。2枚組で、ディスク2にはメタルのカヴァー曲を収録。セリフを引用した詞も最高。続きを見る

アングラのアキレス・プリースター(ds)が在籍することでも知られるブラジルのメタル・バンド。そのアキレスがアングラを離れてハンガーに専念、全身全霊で作り上げた通算4作目。メロディックなパワー・メタルだが、随所にプログレ的な側面、大仰なアレンジが顔を出す。続きを見る

2002年に結成された、フィンランド出身の5人組プログレッシヴ・メタル・バンドによるデビュー作。新人とは思えぬほど卓越したスキルと、存在感あふれるヴォーカル。メタリカやドリーム・シアター、アイアン・メイデンらの影響をバランスよくブレンドしたサウンドは、マニアも納得のクオリティだ。続きを見る

女性シンガーのターニャ・マオルを擁するドイツのジャーマン・メタル・バンド、ドーン・オブ・デスティニーの3rdアルバム。基本的には前作のサウンドを踏襲しつつも進境著しい一枚となった。続きを見る

米国東海岸マサチューセッツ州の“エクストリーム・バンド”の4作目。スラッシュ・メタルとデス・メタルとグラインドコアを、ブルータル・ハードコア流儀でミックスしたようなサウンドだが、以前よりシンプルになったのが特徴だ。豪華ブックレットが付き、日本盤のみPCで1曲PVが観られる。続きを見る

スウェディッシュ・デスラッシュ・バンドの2年ぶりとなるアルバム。“ブルータルな姿勢”で共通していたメンバーが歌詞も共作したという作品は、容赦なくビートとデス・ヴォイスを叩き込んでくるサウンド、死を彼らなりの言葉で紡ぐ歌詞ともに、闘いや罪などのイメージをリスナーの前に開いていく。続きを見る

イスラエル出身のバンド、オーファンド・ランドの日本デビュー・アルバム（通算5枚目）。プログレッシヴ・ロックとメタルと中東の民族音楽を高度に融合させた壮大なサウンドに圧倒される。続きを見る

カナダを拠点に活動するギタリスト／シンガー、エロール・ソーラのバンド名義での日本デビュー・アルバム（通算2作目）。エモーショナルなギターが楽しめる、王道ハード・ロックだ。続きを見る

ビジュアル系からも影響を受けたというスウェーデン産メタル・バンドの2作目。ただし影響は見た目の美的感覚のみで、やっていることは本格派メロデス。鍵盤で広がりあるアレンジと攻めの融合が特徴で、ソイルワークからの影響も。ライヴ映像では音と見た目のギャップも楽しめる。続きを見る

ブラック・メタルの雄であるエンペラーの中心人物、イーサーンによるサード・アルバム。ソロ三部作を締めくくるにふさわしい、残虐にしてメランコリック、そして荒涼感と荘厳さの交錯する壮大な叙事詩を展開。ブラック・メタルに立脚すると同時に、さらなる可能性を探求した一枚だ。続きを見る

LOUD PARK 08での初来日公演と、2009年2月に行なわれたモントリオール、トロント公演の模様からベスト・トラックがチョイスされたライヴ・アルバム。エクスペリメンタルにしてエクストリームなメタル・サウンドの正確無比なプレイは、ライヴの追体験というより、同時性の生々しさを呼び込んでいる。続きを見る

四半世紀にわたりジャーマン・メタルの最前線を守り続けるレイジの19枚目のアルバム。パワー・メタルを全開させながら、プログレッシヴな要素をスリリングに展開させたり、オーケストラを背景にクラシカルな要素を広げていくなど、これまでバンドが培ってきた滋味深さを存分に堪能することができる。続きを見る