(作者不詳) - 全体 1

杏羅町ー。地方都市の片隅に広がる妖しき空間に迷い込んだ三津田は、そこで古書店「古本堂」を見いだす。ある日、親友の飛鳥信一郎を伴って店を訪れた彼は、奇怪な同人誌『迷宮草子』を入手する。その本には「霧の館」を初め、七編の不思議な作品が収録されていた。“作家三部作”第二長編、遂に降臨。続きを見る

最高の音で楽しむために！続きを見る

タイトルはパーセルの作品の一節から取っているのだが、まさにひととき、この慌ただしい社会のなかに生きるあれこれを忘れさせてくれるアルバム。波多野の表情豊かな、あるいは抑えた表情による歌の数々の美しさ。寺神戸以下のアンサンブルの絶妙な間合い。続きを見る

レンジ(選曲対象の数の、演奏の強弱の幅の、または音楽的な内容のetc)の広さにおいて群を抜く小品集だ。(6)のような初心者向きに作られた(ただし今ではほとんど忘れられてしまった)曲から(19)のような超絶技巧的な曲まで、聴くほどに興趣が湧いてくる。続きを見る

満を持しての初CD。至純の美しさをたたえた宗教曲から、世俗の代表ともいえるオペラまで、幸田の声の美しさと、表現力の幅の広さを披露する曲を集めている。オペラでも微妙な心理描写もあり、幸田の自信のほどが伺える。このまま歳を重ねて深みを増していってほしいな。続きを見る

ポピュラーな名曲や本格的なギター曲の傑作まで、イエペスの得意とする楽曲ばかりを集めたアルバム。名曲「禁じられた遊び」のテーマなどが収められ、イエペス・ファンはもちろん、幅広い層が楽しめる一枚だ。続きを見る

スペインや中南米の知られざる佳品をあえて集め、耳にして瞬時ときめくというよりは、音の生理や息づかいにぴたりカラダを馴染ませ、思わず知らず、いいな、と引き込む。そんな巧まざる、しかしキャリア充分のベテランならでは、狙いあやまたぬワザとセンス横溢の逸品。続きを見る

畑中良輔監修による『イタリア歌曲集』からおよそ10年ぶりに発表された第2集。畑中の徹底した監修によって、さらに密度の高いアルバムとなっている。松本美和子をはじめとした歌手陣やピアノ伴奏も上出来だ。続きを見る