「セルゲイ・プロコフィエフ」をジャンル指定でしぼりこみ
ブロンフマンのよるプロコフィエフのピアノ・ソナタ9曲の録音がこれで完結。相変わらず見事なタッチで弾き進むが、以前よりも余裕が感じられ落ち着いた演奏になった。勢いとスリルから成熟へ、というところだが、それならばこの一本調子も何とかしないと。
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「シンデレラ」は、プロコフィエフの6番目のバレエ曲。「兵士の物語」は、制約された条件下での小規模な作品だが味わい深い。本作の初演者、アンセルメによる歴史的な録音で楽しめる。
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竹澤恭子のプロコフィエフ・ヴァイオリン・ソナタ全集(無伴奏ソナタまで含む)。竹澤のプロコフィエフは、いい意味で、とても聴きやすい。晦渋になりがちなこれらの曲を、生き生きとモダンに、しかも、確かな技巧で弾きこなしている、魅力的な1枚だ。
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知る人ぞ知る存在に終始した幻のピアニストの実像を明らかにした、全10巻13枚からなるネイガウス・エディションからの一枚。リヒテル、ギレリスを育てたゲンリヒを父親にもつ、名門の血を引く教師&演奏者にとって、音楽的才能の繊細さの意味するものは何かが明示される。
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