「ニコラウス・アーノンクール」をジャンル指定でしぼりこみ
アーノンクールがバッハの音楽を再現するにあたって、いかに時代を先んじていたかを伝えるディスク。音楽学的な考証を云々するより、表現者としての彼の意欲的な姿勢に圧倒される。楽器の音色、フレージング全てが生気に満ちているのはまさに驚異だ。
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永遠の闘士アーノンクール超注目盤
刺激に満ちた激烈なるチューリッヒとの別れ!
『グラン・パルティータ』&『運命』、リハーサルつき2枚組
2011年フェアウェル・コンサートが音盤化!
2021年、アーノンクール没後5年記念リリース。収録されているのは1970年代からオペラやコンサートを演奏し続けてきたチューリッヒ歌……
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夢にハマって沈潜してしまうと何だかぼんやりしてしまいかねないシューマンのロマンを、持ち前のワザを駆使してウツツの世界に繋ぎ止め、耳を覚醒させてくれる快演。アルゲリッチの思い切り、クレーメルの分節凝視、いずれも“スレスレ”だがライヴに面白い。
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2003年発売のウィーン・フィルを振っての「わが祖国」に通ずるチェコ音楽へのコミットメントの出発点であり、ボヘミアの血筋を引くというアーノンクールの心象風景の具現化でもある名盤。チェコ・フィルをしのぐ“アク”の強さを自然にオケから引き出した。
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古楽の成果を取り入れたアーノンクールの新鮮な解釈が光るブラームス。それに応えるクレーメルも素晴らしい。とくにハーゲン弦楽四重奏団のクレメンス・ハーゲンを迎えての二重協奏曲は非常に室内楽的で示唆に富む。これこそがこの作品の本来の姿だろう。
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古楽界の先駆者であるアーノンクールは、近年、モダン楽器のオーケストラにも進出。若手実力者がそろうヨーロッパ室内管とのベートーヴェン交響曲全集から、第7番が1枚1050円の廉価で再登場。
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