「マーク・サンドリッチ」をジャンル指定でしぼりこみ
アルゲリッチ・ファンにとっては、ラビノヴィチがジャマに思えてしまうかもしれないけれど、彼女と張り合うかのような溌剌とした名演を聴かせてくれる。もちろん2台ピアノではスリリングかつ生き生きとしたやり取りがさらに美しい世界を繰り広げてくれる。オケも上々だ。
続きを見る
もうこれは人間業ではない! 単なるオーケストラ曲のアレンジという領域をはるかに超えて、2台ピアノの極限まで示してしまった“危ない”世界である。いささか地味な「家庭交響曲」など面白すぎるし、「ラ・ヴァルス」など超絶過ぎてもはや別曲のイメージすら漂う。必携盤。
続きを見る