般若 - 全体 4

人はどうしたら苦しみから自由になれるのだろうか。私たちは、生まれ落ち成長するにしたがって、世界を言語によって認識し、概念を動員して理解する。それは、社会で生きる以上不可欠なものかもしれないが、いっぽうで迷いや苦しみの根源でもある。『般若心経』には、そうした合理的知性を超えた、もうひとつの「知」が凝……続きを見る

本書を手にされた読者のみなさんは、それぞれに自身の人生という重い荷物を背負って毎日を生きています。世間体、会社での地位、経済力、生活力などを荷物の中に詰め込んで、その重さに悩み、苦しみ、汗をかいています。『般若心経』はその荷物の正体を解き明かし、陽気に生きていくためのキーワードの陳列棚です。さあ、……続きを見る

Ｍ-１グランプリ無冠の帝王、般若心経を完訳。続きを見る

東京大学、奈良国立博物館等、仏教講座多数！お笑い界一の“仏教伝道師”が８年ぶりに刷新完訳！続きを見る

日本語ラップのオリジネイターから、新世代を担うラッパーまで、世代を横断したインタビューを通して日本語ラップの技術と歴史を俯瞰する決定版証言集。続きを見る

正岡子規の和歌の弟子であった原安民と千代の二人、岡倉天心から雑誌『日本美術』の出版を譲られ発行。安民、上野の山の大佛再建事業に失敗し、故郷大磯に戻って俳諧道場鴫立庵１５世庵主となる。明治に始まる日本文化の変動期を生きた安民と千代、鐵を溶かして文字に流し込んだその人生を著者が遺品から読み解いた評伝。続きを見る

道元禅師が言葉に言葉を重ね書き上げた『正法眼蔵』の真意に、禅、唯識、華厳、法華、哲学、キリスト教学…さまざまな角度からアプローチ。『正法眼蔵』に新たな光をあてる究極の一冊。東京・青松寺での『正法眼蔵』に学ぶ会の講義をまるごと収録。続きを見る

人間の生命エネルギーを活性化させ解脱にいたる修法。母タントラの原形となる聖典から、チャクラ・三脈管を活性化する代表的な聖典、シヴァ教と関係の深い儀礼や意識を死後に遷移する儀礼に触れた聖典に加えて、無上瑜伽タントラの最終形態の聖典までを網羅しわかりやすく解説。続きを見る

仏教が盛んだった北魏時代が終わると、仏教弾圧が始まる。寺院は焼かれ、僧侶は還俗を余儀なくされる中、これに抵抗する仏教徒たちは、巨大な文字で経文を岩に彫り、後世に残そうとした。これが北朝の摩崖刻経である。三十センチ四方の巨大な文字が延々と続く匡〓（てつ）刻経頌、表面に文字を刻した巨石が建つ徂徠山など……続きを見る

片田舎の小藩に吹き荒れた陰謀の嵐。断ち切られた家族の愛、夫婦の愛。過酷な運命のもとに咲いたはかない恋の花。続きを見る

『般若心経』をめぐる死と再生とドラマ。目で冒険する仏教。名著『タキモトの世界』から十八年ー。写真家・滝本淳助の何もない日常で起きたドキュメント。二〇一〇年・冬の東京で起きた“仏像通過”によって得た“恍惚”と“恐怖”。これら三昧体験で“形”を越えた何かのありかを告げる使徒の存在を知る。生死を越え「朦朧」と「……続きを見る