松山善三 - 全体 1

複雑な家庭環境に生まれ、肉親の愛情を知らずに育った大女優・高峰秀子。修羅の半生を生きてきた彼女にとって、心を開き、信頼できる唯一の人間は夫・松山善三だけ。そんな彼女が、夫と一緒に暮らすために大切にしていたルールとは？強いない、奪わない、口出ししないー。夫婦とともに暮らした養女が、いつも素敵だった二……続きを見る

映画界を５５歳で潔く引退した高峰秀子。自分たちの暮しに本当に必要なものは何か、何がいらないのか？「引き算」の美学から、生活を見つめなおした彼女は、静かで、小さな暮しを選びました。多くを所有せず、日々台所に立って料理の腕をふるい、洗練された実質的なモノだけを部屋に配置したのです。その穏やかで細やかな……続きを見る

太平洋戦争末期、郷里岩手での五日間の休暇中に結婚させられた海軍パイロット。夫の出撃決定を知って、遙か鹿児島の特攻基地へと向かった新妻の悲壮な決断とは。表題作ほか故国を遠く離れたフィリピン、中国大陸で戦争に翻弄された男女の運命を鮮烈なイメージで描いた二篇を収載。名映画監督・脚本家の処女小説。続きを見る

幸せは白い馬に乗ってきた… 可愛い二人の恋は青い海に泡立ち都会の空へ飛んで行ったーー 青年（舟木一夫）と少女（内藤洋子）は北海道の大自然で育ち、知り合った。二人は、ある日約束をした「二人で東京に行こう」。 二人にとって東京は希望の都だった。青年は印刷工場に勤め、少女はレストランで働きながら、夜間大学……続きを見る