水原紫苑 - 全体 1

ロシアによるウクライナ侵攻という衝撃的な出来事があり、一方個人的には久々のフランス渡航を果たすことのできた思い出深い年でした。この星の未来を信じてなお走ります。水原紫苑の３６５日。続きを見る

歌人・水原紫苑が長年の夢だった旅へ。オペラ座や美術館、ジェラール・フィリップゆかりの地や、大好きなカテドラル巡り、カフェ通い、ソルボンヌ大学文明講座への留学。帰りたくない日々を写真と短歌で綴る８０日の旅日記エッセイ。新作短歌１１９首！続きを見る

第十歌集。二〇一七年九月から二〇二〇年五月までの四七二首。続きを見る

誰もが口ずさんだことのある歌を、現代の視点でどこが面白いのかを解説。和歌への理解が深まります。続きを見る

短歌という器に沈潜する著者が、時空を自在に行き来し、虚と実の間をつなぐ。典麗な調べでイマジネーションを刺激する圧巻の七四六首。第九歌集。続きを見る

「私は言葉だつた。」短歌の韻律に乗せて人間存在を徹底的に問うた歌人・山中智恵子。代表歌集『紡錘』『みずかありなむ』『夢之記』を完本で収録する。続きを見る

記紀・万葉の昔から、王朝文学、能・歌舞伎、近代文学、現代短歌、そして二一世紀の「桜ソング」までー。「桜は美しい」という“美意識”は、実は「創られた伝統」であった。桜が背負わされた人々の欲望の正体。続きを見る

二つの心が相通じ、一つに合わさるとき、恋のうたが生まれる。恋のあわれを尽くす果てに、人生のうたが生まれる。古代から現代にいたるまで、人びとの美意識を支え、創造の源となってきた「合わす」という原理。逢瀬、歌合、歌会、結社、さまざまな時と場で詠まれた恋のうたと人生のうたを『折々のうた』から精選する。続きを見る

短い詩句によって長い詩の織物を織る。連句の骨法を生かして織り上げた、壮大な詩歌アンソロジー『折々のうた』。大岡信が選んだ古今の和歌、短歌の数かずから精選し、四季折々の流れに乗せてゆく。古代の「よみ人しらず」の歌人から、中世、近世、近現代の著名な歌人まで、季節の移ろいに人びとの豊かな詩情が映しだされ……続きを見る

桜の花を特別に美しいと感じるのはわたしたちにとって自然の情緒なのか、そのように刷り込まれただけではないのか。記紀・万葉から今世紀の桜ソングまでを取り上げ、これまであえて誰もふれえなかった問い＝タブーに果敢に挑んだ異色の日本文化論。近現代の章を改訂した決定版。続きを見る

大反響を呼んだ「女性歌人が作る短歌雑誌」に、新しく作品、座談会、評論を加えた書籍版。続きを見る

永遠の愛情を宿命づけられた王朝随一の歌人の生涯。続きを見る

「われわれは一人の若い定家を持つたのである」と三島由紀夫にいわしめた建の生涯を追う。『未青年』を超える世界が現れた最終歌集『朝の水』を読んだら、三島はなんというだろう。続きを見る

役者・作者・演出家・批評家をも兼ね、利休、芭蕉に比すべき、天才世阿弥が残した十六部集の“言葉の真実の価値”と“秘伝”の意味を、「花伝書」「花の発見」「初心について」「幽玄について」「仮面の芸術」「序破急」等々で心新たに語る。著者の古典文学の素養と幼少から親しんだ能の舞台体験が、世阿弥が語りかける無言の……続きを見る

非在なるものへのあこがれ、その魂魄の叫びを定型の器にのせてひたすら無垢なるものとの交感を試み、典雅で光沢のある調べで宙空の彼方へと言葉をひびかせる歌人水原紫苑の珠玉の第八歌集。続きを見る