清水浩 - 本 3

小さな島の物語から、国境や海洋資源の問題まで。島国・日本の本質が見えてくる、３３の秘島ガイド！続きを見る

日本には７０００近い島がある。小さな島は大人の学校だ。消えゆく風習、失われた暮らし、最後の一人となった島民の思いー。現代社会を不器用に生きる著者が日本全国の離島をたずね、利他的精神、死者とともに生きる知恵など、失われた幸せの原風景を発見する。続きを見る

アリストクラシーからメリトクラシー、そして今、ペアレントクラシーへー。公教育の場が、階層固定の装置となりつつあり、置き去りにされる生徒、不安に苛まれる保護者、困惑する教師と窮地に立たされる教育行政ー。新自由主義が浸透する現場で苦しみ、抗いながらも格差是正と公正を望み、探り、求める人々の「声」を通し……続きを見る

戦前、「おしん」はどこにもいた。貧苦のゆえ小学校を中退しての年期奉公。夫の出征・シベリヤ抑留中、５人の子どもと老母を守っての疎開地での暮らし、戦後の欠乏…。忘れ去られようとしている一般庶民の生活史の生彩溢れる記録。次男で障害児教育研究者である編者の解説を付す。続きを見る

１９６０年代初頭、世界のほとんどの国を大地とまぐわうようにヒッチハイクではいずり回った元祖・猿岩石／ドロンズ男（自称）が、その後も地球放浪をつづけ、「旅が人生か、人生が旅か」的おのれの生きざまを大作家であり「旅の狩人」でもあった故・開高健との旅談議を軸にすえて、せきららに語る。続きを見る

サブタイトルにもあるように、本書の中心部分をなすのは、四つの教室のエスノグラフィーである。著者たち五人はいずれも、長期にわたって、特定の小学校や子どもたちにかかわってきた。そこで得た経験を、できるだけわかりやすい形でまとめようと努力した結果できあがったのが、本書である。著者たちが試みたのは、マスメ……続きを見る

いま、家族はどこへ向かっているのか？男ー女、親ー子の関係にいかなる変化が生じているかを多角的に探る中から、その答を出そうとする意欲的な試み。続きを見る

注目作「六つの甲」の作家が贈る書き下ろし古代ロマン小説第２弾。兄山彦に代わって、空環之姫を守り抜くことを誓った海彦。息長足姫（神功皇后）の追撃を避ける彼女を追って伊豆志へと向かった。その頃、彼の故郷、灘の村では新たなる悲劇が起こっていた…。続きを見る

釣り好きも、そうでない人も、あなたはこの物語にいざなわれる悠久なる自然の大地で繰り広げられる人間模様。そこに待ちうけるのは慟哭か、平穏か…鮭の大地、北海道を舞台に新進気鋭の著者が描く小説仕立てのヒューマン・ドラマ。続きを見る