西条八十 - 全体 1

繊細な心象風景を描く象徴詩人として作品を発表すると同時に、多くの童謡・歌謡で幅広く親しまれている西条八十。本書は、『砂金』『見知らぬ愛人』『美しき喪失』『一握の玻璃』『石卵』の各詩集から、抒情詩・童謡・歌謡に至るまで、彼の広範にわたる詩作群を概観する百二十篇を厳選して収録した一冊。続きを見る

煌きの童謡集まるごと八十！「唄を忘れたカナリヤ」は八十自身の姿であった！？…多彩な才能から紡ぎだされる童謡は、読むものをエキゾチックな幻想の世界へと誘う。児童文学研究家・上田信道が原曲を検証、全編を解説した決定版。評伝年譜つき。続きを見る

誰もが口ずさんだ昭和の流行歌『東京行進曲』『旅の夜風』『誰か故郷を想はざる』『青い山脈』そして『王将』。みんなみんな西条八十のつくった歌だったー。昭和の記憶と切なく共振する思い出の歌の数々。哀愁に充ちた浪漫的情念、からっと明るい無常観。庶民の心情をみごとにすくい上げた詩人・西條八十の世界を多面的に……続きを見る

歌謡曲の作詞家、童謡詩人として知られる西條八十（一八九二ー一九七〇）。訳詩は語学者の仕事ではなく、詩人の仕事だとの強い自負を抱いて、若き日に世に問うたのが訳詩集『白孔雀』（大正九年刊）である。『白孔雀』全篇に加え、その他の訳詩の佳篇を精選して収録。続きを見る

大遺産を相続した、みなしごの英子を狙う少女・春美の魔の手！西条八十の幻の傑作ミステリ。続きを見る

『近代詩の鑑賞』『詩の作り方』『新らしい詩の味ひ方』など、自作を含め古今東西の詩を引いた詩論、詩話を集成。続きを見る

ペルーから来た老人、謎の純金人形、少女を狙うギャングたち、恐ろしい毒へび、地下室での監禁、とんでもない秘密兵器…絶体絶命の危機に、正義の少女たちが立ち向かう！想像力のリミッターが外れた、なんでもありの大冒険活劇！「東京行進曲」「蘇州夜曲」「青い山脈」などで知られる名作詞家は、こんな傑作を遺していた！続きを見る

青年期から晩年までの創作をすべて網羅した著作目録、詳細な年譜のほか、八十が深く関わった雑誌『聖盃／仮面』『白孔雀』『蝋人形』の全号総目次を収録。全巻索引を付す。続きを見る

大正期の童話２５篇。続きを見る

最晩年に結実したランボオへの敬愛の集大成。続きを見る

詩作の傍より・丘に想ふ・亡妻の記・みちのくの恋・女妖記…流麗な文章で綴るエッセイと自伝的小説。続きを見る

静かなる眉・巴里小曲集・彼女・少女純情詩集…。少女たちを魅了する珠玉の小品を集成。続きを見る

「西条八十訳詩集」「白孔雀」「世界童謡集」…抒情詩から童謡までの全訳詩を収載。続きを見る

「この世の花」「娘船頭さん」「王将」「夕笛」…不滅の足跡を遺した後期篇「１９５５-１９６９」と全国各地の社歌・校歌。続きを見る

「旅の夜風」「支那の夜」「誰か故郷を想はざる」「蘇州夜曲」「若鷲の歌」「青い山脈」…ヒット歌謡満載の中期篇「１９３８-１９５４」。続きを見る

童謡詩人・歌謡曲作詞家・フランス象徴派の影響を受けた詩人。三つの顔を持った男、西条八十の生涯を、東京というトポスの記憶と絡ませて斎藤憐が描く卓抜な昭和精神史。続きを見る