2007年1月からオーケストラ・アンサンブル金沢の音楽監督を務める井上道義の就任記念アルバム。交響曲第39番第1楽章の序奏の猛烈なスピードに驚かされる。速めのテンポやノン・ヴィブラートなどの古楽的なアプローチを積極的に取り入れた新鮮な演奏だ。
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音楽療法にも積極的に使われているモーツァルトの音楽は、一般にも、さまざまなシチュエーションで楽しめる。ここでは、ほっと一息つきたいときに相応しい楽曲を10曲、演奏も吟味して選ばれている。
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清冽な活気と優美な楽想を湛えた、弦楽四重奏曲を思わせるような簡潔な書法による珠玉の名作《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》。2群のアンサンブルを合奏協奏曲ふうに効果的に用いた、室内楽的な《セレナータ・ノットゥルナ》。初期に書かれた弦楽合奏のための3曲のディヴェルティメント。モーツァルトのオーケストラ……
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60年頃の、スメタナSQの鋭くも温かい演奏を聴くことができる名演として、高い評価をする人も多い作品。モーツァルトの繊細さと革新性、明快さといくばくかの晦渋さを見事に表現し尽くしている。
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モーツァルトの作品のなかでも最も崇高な美しさに満ち溢れた傑作として知られる、神秘的な雰囲気を漂わせる《レクイエム》。この作品をカラヤンは3回録音していますが、ここに収録した演奏はそのなかで最初のものです。祈りの心を込めて真摯に歌い上げる壮麗な合唱と哀愁を秘めた清澄な独唱、そして重厚な響きのベルリン……
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