小説・エッセイ 93

深森新は、ある戦いに巻き込まれることになった。王子様のような転校生・クリスの指輪を拾った新は、その力で剣の姫イーリスへと変身してしまったのだ。クリスとふたりで変身して、ひとりのイーリスとなり、バケモノと戦う新。事情をごまかそうとするクリスだったが、新は他の姫や怪物との戦いに、再び遭遇してしまう。イ……続きを見る

店長の留美にあこがれる純一は、マネージャー候補の研修を続けていた。今まで女性と付き合ったことのない純一だが、先輩の千尋との経験で大人の恋愛に目覚めた気がする。自分の気持ちを留美に伝えるだけではなく、いっしょに働きながらこのＰｉａキャロットで、お互いの夢をかなえたいと思うようになったのだ。しかしそれ……続きを見る

認め合い、すべてを求め合った新とクリス。しかし、クリスは王子としての自分に思い悩んでいた。ワルツのためだと、割り切ろうとするクリスに、それでも好きだと新は胸の内をぶつける。その熱意により再びつながろうとしたクリスの心へ、謎の声が語りかけた。新のすべてを奪い尽くせと命じるその声は、クリスを暗い思いへ……続きを見る

身寄りをなくした隆介は、全寮制の桜陵学院に通うことになった。学院で隆介は、幼なじみの少女に似た由衣と出会う。その少女とはよく遊んだはずだが、由衣は彼のことを覚えていなかった。それでも漠然とした懐かしさも手伝って、隆介は由衣とすぐに打ち解け、楽しい学院生活を始めることができた。ある夜、鐘の音に惹かれ……続きを見る

看護学校卒業も間近の愛。彼女が実地研修に選んだサナトリウムは山奥にあった。研修先に着いた愛は、さっそく主任の鈴花からひとりの患者を紹介される。三途川という名の青年だ。難病による発作の苦痛に将来を悲観していた彼は、ある日愛の目の前で投身自殺を図ろうとする。身を挺して止める愛。だが他人を信じられない三……続きを見る

夢に現れた不思議な少女からの告白を受け入れたことで、荒木卓也は女難続きの日々を送ることになった。狐神の睦月と名乗る少女は、卓也が気まぐれでお供えをしたお稲荷さまだったのだ。同棲を始めたある日、睦月が突然、抱いて欲しいと迫ってきた。明らかにおかしい睦月の様子に、なんとか欲望をこらえた卓也。正気に戻っ……続きを見る

風見学園の昼休み。義之は洞窟の奥で、あるカプセルを発見した。そのカプセルには少女が眠っていたが、義之がスイッチを入れたために目覚めさせてしまう。水越先生からその少女が美夏という名のロボットであることを聞かされ、義之は学園でのサポートをすることになった。しかし、むりやり目覚めさせたことを怒っているの……続きを見る

進学校として知られる星藤学園。月舘あきらは、天文同好会に所属する一年生だ。毎年教会が主催している冬至祭で、夜空の観測を行うことになっていた。その教会の神父様が倒れたと聞かされ、気になって出向いたあきらはシスター姿の少女と出会う。代理神父の娘だという少女・瑠歌は、転校生としてあきらのクラスにも現れた……続きを見る

七浜士の名家である久遠寺家の次女・未有。家出中の上杉姉弟は、彼女を助けたことをきっかけに、専属の使用人として仕えることになった。未有は見た目こそ幼いが頭脳明晰な少女で、すでにスキップ入学した大学まで卒業していた。いずれは外食産業での起業を目指す未有だが、なぜか家に引きこもりがち。それでもお仕えロボ……続きを見る

怪しげな黒魔術を行うために、部長の桜子に呼び出されたＩＴ同好会のメンバー。しかし時三郎のくしゃみにより、悪魔との儀式は失敗してしまう。魔界から呼び出された悪魔が、帰れなくなってしまったのだ。悪魔を戻すためには、エッチなエネルギーが必要で、それは時三郎と部員の少女たちとの行為からしか補給できないとい……続きを見る

クリスマスが迫るある日、音姫が商店街で、食べると幸せになれるというフルーツをもらってきた。義之は由夢と音姫の三人で食べてみたが、とくに変化はない。そんなものだろうと思いつつ眠りについたその夜、意味深なサンタの夢を見た。そして目覚めた朝、いきなり由夢から告白されてしまうのだった。あからさまに恋人とし……続きを見る

「重ねる、手と手」…本校に進学して同じクラスになった義之とななか。強敵となった悪友たちの妨害にもめげす、体育祭の優勝を目ざすが…。「世話好き若奥様？」…予定していた海外留学を取りやめ、卒業後は義之と暮らすと宣言した音姫は、同棲の準備をいそいそと始めるのだが！？「甘き想い〜恋人〜」…卒業と共に初音島を出……続きを見る

和真は事故の影響で、記憶を失ってしまった。何も思い出せないまま医師からは退院を言い渡され、不安な気持ちで学生生活に戻ることに。居候先となる銭湯の娘で幼なじみの藍衣や、教室で再会する友人たちにもやはり覚えがない。そんななかで春瀬歌は、和真にとくに積極的に接してくれた。仲のよい友人として、時には恋人で……続きを見る

月舘あきらは、ずっとあこがれていた琴音に告白したが、見事にふられてしまった。学園でも人気の生徒会長である琴音は少し変わったところもあるが、明るくて魅力的な少女だ。自ら天文同好会を作るほど星が好きで、将来は街の天文台に勤めることを望んでいた。琴音にふられてからも、仲のよい従姉弟としての関係にあきらは……続きを見る