小説・エッセイ 94

クリスマスが迫るある日、音姫が商店街で、食べると幸せになれるというフルーツをもらってきた。義之は由夢と音姫の三人で食べてみたが、とくに変化はない。そんなものだろうと思いつつ眠りについたその夜、意味深なサンタの夢を見た。そして目覚めた朝、いきなり由夢から告白されてしまうのだった。あからさまに恋人とし……続きを見る

「重ねる、手と手」…本校に進学して同じクラスになった義之とななか。強敵となった悪友たちの妨害にもめげす、体育祭の優勝を目ざすが…。「世話好き若奥様？」…予定していた海外留学を取りやめ、卒業後は義之と暮らすと宣言した音姫は、同棲の準備をいそいそと始めるのだが！？「甘き想い〜恋人〜」…卒業と共に初音島を出……続きを見る

和真は事故の影響で、記憶を失ってしまった。何も思い出せないまま医師からは退院を言い渡され、不安な気持ちで学生生活に戻ることに。居候先となる銭湯の娘で幼なじみの藍衣や、教室で再会する友人たちにもやはり覚えがない。そんななかで春瀬歌は、和真にとくに積極的に接してくれた。仲のよい友人として、時には恋人で……続きを見る

月舘あきらは、ずっとあこがれていた琴音に告白したが、見事にふられてしまった。学園でも人気の生徒会長である琴音は少し変わったところもあるが、明るくて魅力的な少女だ。自ら天文同好会を作るほど星が好きで、将来は街の天文台に勤めることを望んでいた。琴音にふられてからも、仲のよい従姉弟としての関係にあきらは……続きを見る

久遠寺家の執事となった錬は、三女の夢に仕えることを決めた。夢は姉に比べて個性が弱いことを気にしていたが、家族の愛情を受けて育った、心やさしい少女だ。学園では陸上部の部長を務めていて、同級生の揚羽や圭子たちと学園生活を謳歌していた。ある日、姉たちから将来のことを尋ねられた夢が、もっと人生経験をつもう……続きを見る

記憶喪失となった和真は、幼なじみの藍衣の家に居候することになった。深山家は暖かく迎えてくれたが、なぜか藍衣だけが和真と距離を取ろうとする。藍衣の姉の彩弥も、そのことになると思わせぶりな言葉ではぐらかすばかりだった。学年トップの才女で知られる藍衣だが、家では大の面倒くさがりで、和真には取りつく島もな……続きを見る

抜群の料理の腕を持ち、久遠寺家のメイド長を自認する朱子。恩人である久遠寺姉妹のために、ずっと働いてきたプライドからか、朱子は新たに森羅の専属執事となった錬を、やたらとライバル視するのだ。その怒りっぽさに辟易する錬だったが、共通の主となった森羅に仕えるうちに、相性の悪い相手だと思っていた朱子にも、自……続きを見る

家臣に慕われていた信長を失ったことで、織田陣営からは戦意が失われつつあった。気晴らしに奥州を攻めるランスだったが、妖怪軍の手応えのなさに、さらなる苛立ちを感じてしまう。そんなとき、ついに西国から恐るべき軍団が姿を現した。本能寺で倒したはずの魔人ザビエルに率いられ、復讐と殺戮に酔いしれる魔物の群れに……続きを見る

浩一は興奮すると、女性を発情させるフェロモンを放出し、自身もケダモノ化してしまう特異体質だ。そんな体質を克服すべく、女の子ばかりの桃苑学園に転入することに。しかし転校初日から興奮した浩一は、フェロモンにより同級生ののどかを発情させてしまう。その後、事情を聞いたのどかは、浩一の体質改善をみずからの身……続きを見る

『わたしと彼と秘密の放課後』-小恋の告白パワーが、奇跡を起こす！？落雷のショックで体が入れ替わってしまった小恋と義之は、音姫たちや級友に知られないよう、お互いを演じて学園に通い続けたが！？『真夏の卒業式』-ななかからの電話があったという小恋の話に、義之は心を乱される。ずっと入院していたななかと行った……続きを見る

昔、セシルは恋人を敵国兵に殺された。それ以来彼は殺戮や凌辱を平気でする冷酷な男になった。軍指揮官としてリンデガルドを制圧した彼は、謎の女ルーネの協力により、姫で騎士でもあるオリヴィアを捕らえることに成功する。彼女を性処理奴隷として調教し始めるセシル。だが彼女の肉体は奪えても、心はなかなか奪えない。……続きを見る

悠人と結衣は保育園卒業以来の文通友達だ。結衣が軍事学校に入ると聞いた悠人は、彼女に会うために自分も入学する。だが再会した途端、結衣に今すぐ学園から出ていけと言われてしまう。ショックを受ける悠人だが、成実やロッテなど個性的な仲間に支えられ、何か悩んでいるらしい結衣を助けようと決意する。一方、悠人が好……続きを見る

龍神を祀ることで栄えてきた山間の集落に、ある兄妹が里帰りした。龍神の力を欲する盗賊に宮司であった両親を殺され、逃げ落ちていた白桜と鳳仙だ。何年も荒れ果てたままであった社を修繕し、再び龍神を天から招こうと、白桜は村人たちと共に、龍神降臨祭の準備を始めた。そしてついに、兄妹の祝詞と舞によって、美しい姉……続きを見る

卒業式を間近に控えた時期にやってきた転校生、芳乃さくら。それは六年前に家族で外国へ引っ越して行った、純一の幼なじみだった。再会にはしゃぐさくらは、六年前から成長してないのではないかと思うくらい、幼い容姿のままだ。そして元気であけすけなところもそのまんま。周囲の目もはばからず、純一にスキスキビームを……続きを見る