山川静夫 - 全体 1

若き日にＮＨＫ大阪中央放送局に勤務となった著者は、本場で文楽の奥深さを知り、とりこになったという。以来半世紀にもわたり、太夫・三味線・人形遣いをはじめ、文楽にたずさわる多くの人々と交流を重ねてきた。厳しい稽古を重ねて、初めて培われる珠玉の芸。真摯に芸と向き合うことから生まれる、豊かな人間性ー戦後文……続きを見る

男の身勝手や義理に翻弄される、美しくて、愛しくて、そして哀れな文楽の女たち。続きを見る

六世中村歌右衛門は女形一筋に生き、華麗で情艶な芸風によって昭和歌舞伎を現在の隆盛に導いた。本書は山川静夫氏を聞き手とし、大正末期から今日に至る歌舞伎界の歴史を自己の歩みと共に語ったものである。父五世歌右衛門や初世吉右衛門ら名優の肖像、戦中・戦後の奮闘の様子を独特の語り口で描き、歌舞伎の現状に率直な……続きを見る

人形遣いの至宝、初世吉田玉男の芸の魅力にせまる。続きを見る

昭和を代表する文楽太夫、八世竹本綱大夫（一九〇四ー六九）。彼は明治末に豊竹古靭大夫（後の山城少掾）に入門し猛稽古を重ね、「風」を重んじた理知的な語りを完成した。五五年人間国宝、六九年芸術院会員。本書は綱大夫と身近に接した著者による本格的な評伝。明治から昭和四十年代までの文楽界と大阪に生きる芸人の姿……続きを見る

歌舞伎は観客も立派な構成要素、感じるままに観ればいいのです。ただ、今の世の中、ちょっとした手助けで、愉しみ方はずっと深くなるはずですよー一人の観客として歌舞伎を愛して半世紀、当代の見巧者が、知っておけばさらに愉しめる「約束事」の数々から名優・名舞台の息づかいまで、練達の筆で丁寧に紹介する。格好の入……続きを見る

98年にNHK-BSのイメージ・キャラクターとして誕生し、2004年以降から全NHKのマスコット・キャラクターとなった“どーもくん”。本作は、どーもくんが登場するTVスポットをまとめたもので、全37編を収録している。続きを見る