太田垣康男 - 青年 1

父として、いったい何をすれば、本当に息子のためになるのか。ＩＣＵ（集中治療室）から一般病棟に移ったファロー四徴症の息子・一生（かずお）のために、父・大樹が苦しみの中で出した答えは、己（おのれ）の闘う……続きを見る

1989年、平成元年７月23日午前11時35分ーー僕は生まれた…！ファロー四徴症という先天性の心臓疾患を持って生まれたために、“死”を強く意識しながら生きていかなければならない運命にある一生（かずお）。この作品……続きを見る

２度目の手術の期日が迫る中、６歳になった一生（かずお）は、同じ心臓病の親友・輝（てる）の死に直面…ショック状態に陥る。そんな中、父・大樹は韓国にいた。31歳、引退も視野に入ってくる年齢だったが、それで……続きを見る

1990年、平成２年９月ーー１歳になった一生（かずお）は、まだＩＣＵ（集中治療室）のベッドの中にいた…。そして、父・大樹は、テニス選手として致命的な１年間のブランクをおして、全日本選手権テニス・トーナメ……続きを見る