櫻木紫乃 - 電子書籍 2

どうしようもない淋しさにひりつく心。月明かりの晩よるべなさだけを持ち寄って躰を重ねる男と女は、まるで夜の海に漂うくらげーー。切実に生きようともがく人々に温かな眼差しを投げかける絆と再生の物語。 続きを見る

守るものなんて、初めからなかったーー。人生のどん詰まりにぶちあたった女は、 すべてを捨てて書くことを選んだ。母が墓場へと持っていったあの秘密さえもーー。直木賞作家の新たな到達点！ 続きを見る

＼「泣いてしまった！」と共感の声が続々／直木賞作家と人気写真家が贈る心に寄り添うフォトストーリー・みんなさまざまな「いま」を乗り越え、「よく生きる」道を歩んでいるのです。五十代の私もそんな『彼女たち……続きを見る

「あんた、葬式来る？」博打うちだった父の訃報を聞いても、キャバレーの下働きで糊口をしのぎ、廃屋のような寮に帰って寝るだけの章介の生活は何も変わらなかった。しかしこの年末は、キャバレーに出演する3人の……続きを見る