芥川龍之介 - 人文・思想・社会 6

児童文学からキリシタン物、王朝物まで数多くの名作を遺した日本文学を代表する文豪・芥川龍之介。傑作短編『文章』を収録。 続きを見る

児童文学からキリシタン物、王朝物まで数多くの名作を遺した日本文学を代表する文豪・芥川龍之介。傑作随筆『澄江堂雑記・続澄江堂雑記』を収録。 続きを見る

[文字遣い種別]新字旧仮名[底本]芥川龍之介全集　第十二巻[出版社]岩波書店[初版発行日]1996（平成8）年10月8日発行 続きを見る

昭和2年発行の『文藝春秋』（芥川龍之介追悼号）に「闇中問答（遺稿）」の題で掲載された。龍之介が自殺した年の作品。 【作品の書き出し】 或声　お前は俺の思惑とは全然違つた人間だつた。 僕　それは僕の責任で……続きを見る

[文字遣い種別]新字旧仮名[底本]芥川龍之介全集　第一巻[出版社]岩波書店[初版発行日]1996（平成8）年4月8日 続きを見る

[文字遣い種別]新字旧仮名[底本]筑摩全集類聚　芥川龍之介全集第四巻[出版社]筑摩書房[初版発行日]1971（昭和46）年6月5日 続きを見る

[文字遣い種別]新字旧仮名[底本]芥川龍之介全集　第十一巻[出版社]岩波書店[初版発行日]1996（平成8）年9月9日 続きを見る

「西方の人」[文字遣い種別]新字旧仮名[底本]現代日本文学大系　43　芥川龍之介集[出版社]筑摩書房[初版発行日]1968（昭和43）年8月25日 続きを見る

[文字遣い種別]新字新仮名[底本]芥川龍之介全集1[出版社]ちくま文庫、筑摩書房[初版発行日]1986（昭和61）年9月24日 続きを見る

大正9年、雑誌『雄弁』に発表。 【作品の書き出し】 　肥後の細川家の家中に、田岡甚太夫と云う侍がいた。これは以前日向の伊藤家の浪人であったが、当時細川家の番頭に陞（のぼ）っていた内藤三左衛門の推薦で、……続きを見る

大正6年、『文学世界』に発表。芥川の第1創作集『羅生門』に収録された。 【作品の書き出し】 　目のあらい簾が、入口にぶらさげてあるので、往来の容子（ようす）は仕事場にいても、よく見えた。清水へ通う往来は……続きを見る

不朽の名作をスマホで読みやすく！　写真と一緒に楽しむ近代文学！　工事のため、町はずれに設置されたトロッコに強い興味を抱く少年・良平。ある日、彼は若い大工の計らいで、念願のトロッコに乗る機会を得る。初……続きを見る

芥川龍之介大活字本シリーズの第2巻として「蜜柑」「トロッコ」「あばばばば」「少年」「葱」「玄鶴山房」「影」「片恋」「ひょっとこ」の9作を大活字、読み仮名付きで収載している。「蜜柑」は、横須賀線を利用し……続きを見る

初出：大正9年、『新潮』に掲載された。（作品の書き出し）　明治十九年十一月三日の夜であつた。当時十七歳だつた家の令嬢明子は、頭の禿げた父親と一しよに、今夜の舞踏会が催さるべき鹿鳴館の階段を上つて行つ……続きを見る

雌蜘蛛が蜜蜂を殺戮して貪り、そして卵を産み見守り、やがて死んで行く。自然の中に 生きる女として。［初出］『解放』大正9年5月 （作品の書き出し） 　雌蜘蛛は真夏の日の光を浴びたまま、紅い庚申薔薇の花の底……続きを見る

龍之介、27歳のときの短編小説。大正大正9年「赤い鳥」に掲載された。この小説を発表した2カ月後の3月には横須賀の海軍機関学校の英語教師を辞め、小説だけで生計を立てるようになる。 【作品の書き出し】 　ある……続きを見る

真夏の寝苦しい夜、隣で眠る細君の豊満な裸体にとまる一匹の虱（しらみ）の視点から、女体を探検するという妄想に耽る男の話。［初出］『帝国文学』大正6年10月 （作品の書き出し） 　楊某と云う支那人が、ある夏……続きを見る

初出：大正5年、『新小説』に掲載された。 （作品の書き出し） 　元慶の末か、仁和の始にあつた話であらう。どちらにしても時代はさして、この話に大事な役を、勤めてゐない。読者は唯、平安朝と云ふ、遠い昔が背……続きを見る

【作品と作家】 初出：「新小説」1918（大正7）年10月 松尾芭蕉が大阪の商人花屋仁左衛門の裏座敷で亡くなる、その臨終のとき、芭蕉の枕元に集まった弟子たちの胸に去来したさまざまな思いを描いた作品。 作家名：……続きを見る

龍之介、自殺の年、昭和2年に発表。 【作品の書き出し】 　わたしはすっかり疲れていた。肩や頸の凝るのは勿論、不眠症もかなり甚しかった。のみならず偶々眠ったと思うと、いろいろの夢を見勝ちだった。いつか誰……続きを見る