楠みちはる - 電子書籍 2

「世の中は嫉妬の上に成り立っている」 小説家・北村仁の言葉が頭の中で いつまでたってもリフレインし続け、 放心するフリーライター・神木トオル。 その時、携帯電話が鳴る。 依頼主は言葉で人を殺してきた 男性……続きを見る

いつでも迎撃態勢で待っているーー。幻のF１タービンを装着して「特別な何か」に生まれ変わった911ポルシェ“ブラックバード”。CPUの鬼・富永がとことん付き合ったACE32GT-R。怒濤（どとう）の進化を続けるライバル……続きを見る

ノブ＆ブラックバード号を撃墜すべく、製作者である有栖（ありす）ガレージ代表のタカ自身が完成形と認めたアライズ34Rの開発ドライバーを、荻島（おぎしま）がすることになる。｢走り｣の日は、1年に一度だけC1がク……続きを見る

湾岸は、踏みっぱなしのクローズドコースじゃない!!　水曜深夜、首都高バトル……熱くなる!!　一度はブラックバードに撃墜（げきつい）されたマコトのZ32は、自分のテンポ（速さ）で線をつなぎはじめた……！　F1ター……続きを見る

大田、吉井らの手によって進められていた荻島のFD（RX-７）をベースにした究極の首都高SPL（スペシャル）が、ついに仕上がった。アキオの悪魔のZにも、「調律」という形でリカコの手が入り、達也のブラックバード……続きを見る

求めるモノはただひとつ。「地上の空中戦」なんだーー!!!!　首都高バトルに完敗し、後藤のACE34Rに心酔した“GT-R殺しのインテR”、友也（ともや）。一方、勝利者のACE後藤も、友也のセンスに“未来”を見つける。兄弟……続きを見る

20年前、お前が出していた「あの音」が欲しいんだ。ーー抑えきれない高揚感。蘇（よみがえ）るモチベーション!!　　マフラー作りの名人・シゲさんに会うため、大阪にやって来た北見と達也。エイジは“北見の接待”と……続きを見る

ACEのカンバンを、お前に預けるーー。デモカーとしてのプライドを懸けて、“ブラックバード”を追撃した34R。一瞬のミスによって、全損……。しかし資金繰りの苦しいACEには、デモカーを作り直す余力はない。号泣する……続きを見る

ターボ化エス（＝ホンダS2000）に手こずるユウジだが、いまだ自信を持てぬまま、次の水曜深夜にアキオたちと「走（ヤ）る」ことになるーー。そのバトルの前に、アキオの計らいを受けたユウジは、ブラックバードか……続きを見る

ポルシェ911ターボモデルは、“地上を走るメッサーシュミット”！　それなら“地上のゼロ戦”は……!?　チューナー山本のもとに、異母弟・ユウジが初めてやって来た。今は亡き父の、そしてかつてあった自分の「想い」を……続きを見る

「GTカーズ」に接近してきた有栖（ありす）ガレージ代表・タカの目的は、かつて製作したコンプリートGT-R（アライズR）を捜し出し、ブラックバード号を撃墜することにあった。そしてタカはついに、自身が完成形と……続きを見る

このままでは終わらない、終わらせるわけにはいかないーー!!!!　追いつけなかった。いつものように「もうひとつ先」を見せることなく、力尽きたように失速してしまった……。奇跡のようなL28改ツインターボ、“悪魔”……続きを見る

“悪魔のZ”、それは誰もが奪われる「魂」ーー。いつの時代も、人は古きものを否定し、新しき何かを求めてきた。若き“狼”、R200CLUB。その挑戦は勇気なのか？　無謀なのか？　“悪魔のZ”が示すのは、ただその圧倒的な……続きを見る

そしてアキオは、はっきりと言う。「その先が危険ゾーンであっても、速さの基準をひとつ上げて踏み込んでこい」とーー!!　アキオが全面協力したチューニング、高木が貸した最高のガレージ、後藤の組んだエンジンRB……続きを見る

ただスキなだけでは済まされなくなったーー。アキオとのACE32造りが大詰めを迎えるなか、友也（ともや）は「その先」を解（わか）ろうとする……!!!!　ACEのデモカーを再建すべく、ドンガラの32Rに魂を吹き込む友也……続きを見る

アタシが求めていたのは、このクルマ……!!　インプレッサ乗りのキャバ嬢・マコトは、首都高で見かけた“悪魔のZ”の音が忘れられない。新しい人生を切り拓（ひら）くべくクルマ捜しを始めたマコトは、いわくありげな……続きを見る

S30Z、33R。「会いたい」という思いの強さが、お互いを最高速のステージに呼び寄せる……。アキオ、タカ。出会うのは、同じ走りの意思を持つ者同士。道路交通情報、どこにも事故や工事渋滞なし。奇跡が与えてくれた……続きを見る

「繊細さ」、そして「はかなさの暴力」、FC3S。安定志向のスポーツカーじゃない。操縦性に優れているわけでもない。「まわりとは違う」と証明するーー。チューンドロータリーを選ぶということは、そういうことなん……続きを見る

荻島（おぎしま）のRX-7をベースにした“究極の首都高スペシャル”造りは着々と進んでいた。そして、達也（たつや）のブラックバードにも、「調律」という形で北見（きたみ）の手が入っていく。さらに、レイナもファ……続きを見る

Ｚ32専門の天才チューナー・山下との出会いによって、「本物のアタシの走り」を追求しはじめた、キャバ嬢マコト。ポルシェ911“ブラックバード”の助手席で、当たり前のステアリングが「当たり前ではなくなる瞬間」……続きを見る

アキオが駆る車、「フェアレディS30Z」。またの名、“悪魔のZ”ーー。圧倒的な魅力ゆえ、見る者、駆る者の心をかき乱して虜（とりこ）にする。しかしそいつは、裏切りと暴走の予感をはらんだ“魔性のマシン”……。湾岸……続きを見る

「今夜限りあのZを、そしてあいつを忘れろ」ーー。それは車を愛する者ならば、誰もが果たせぬ「約束」だった。夜空をつらぬく凱歌（がいか）をあとに、しなやかに加速してゆく“悪魔のZ”。追走するブラックバードと……続きを見る

解体所でスクラップ寸前の「フェアレディS30Ｚ」ーー。アキオが出会ったバキバキチューンのこの魔物は、かつて３人ものオーナーを飲み込んできたという伝説を持つ、その名も“悪魔のZ”だったーー。“Z”の魔性に導か……続きを見る

失われてしまった「悪魔の輝き」。取り戻した「なめらかな速さ」。この車は、間違いなく新しい“何か”を得ている。しかしーー。ここから先は、戦うことでしかわからない!!!!　オーバーホールされた“悪魔のZ”に勝つ……続きを見る

最高速のステージを占拠するのは、誰もが魅了されるロータリー（RE）のサウンド。首都高エリア、「アキオのFC3S vs. オキのFD3S」ーー。REの本質＝“速さ”に心を焦（こ）がされた城島（きじま）は、かつての愛車を……続きを見る

今夜、走るんです。「あの３台」がーー。首都高を走るモノ同士にしか価値がない、今この瞬間「一番速い」という称号。誰のためでもない、たった一つきりの栄誉を求め、生まれ変わった究極の３台。すべての受動セー……続きを見る

かつて湾岸に君臨した“幻の最高速ランナー”相沢（あいざわ）。極限のステージに上がるのは、その遺伝子を継ぐ男、ケイだった!!　環状・湾岸・横羽ーー。“首都高”と名のつく全線制覇のため、80スープラに、己のすべ……続きを見る

ターボ化されたホンダ“S2000”を乗りこなせ!!　ーー加速する“地上のゼロ戦”編!!　アキオの運転するS2000（＝エス）に同乗し、自分の運転とのあまりの違いに愕然（がくぜん）とするユウジ。その一方でエスはターボ化……続きを見る

もう忘れてしまった情熱。遠く、最高速の彼方に置き忘れてしまった情熱ーー。“幻の最高速ランナー”相沢（あいざわ）。15年もの時を経て、その忘れ形見・ケイが、“あの時”と同じステージに立つ。「首都高制覇」ーー……続きを見る

「1台の車にこだわり走りつづけていく」という意味ーー。悩める30歳「FDマスター」荻島（おぎしま）編収録！　かつては車雑誌の編集者だったが、現在は住宅販売会社の営業マンの荻島。合コンでチューナーのリカコ……続きを見る