江戸川乱歩 - 小説・エッセイ 7

少年探偵団の名コンビ・井上くんとノロちゃん。　ある日ふたりは、珍しい「移動映画館」に惹かれてそのあとをついていくが「魔法博士」と名乗る黄金の姿をした盗賊とその手下に捕らえられてしまう。　彼らの目的は……続きを見る

誘拐事件や宝石泥棒を引き起こしたロボット、鉄人Ｑをチンピラ別働隊のポケット小僧が大追跡。　ついに突きとめたアジトの西洋館に小林少年とともに忍び込むが、待っていたのは恐ろしい魔の森だった・・・。　鉄人……続きを見る

名探偵明智小五郎の少女助手・花崎マユミの元にスミ子とトシ子の二人が弟子入りを志願する。　ある日三人は、廃墟の西洋館にそびえる時計塔の上に、黒マントをはおった不気味なコウモリ男の姿を発見する。　慌てて……続きを見る

東京都内に、まぼろしの「黄金豹」が現れるという、奇怪な噂が広がっていた。　光り輝き機敏に動く豹が、ふいに姿を見せては、高価な美術品や宝石を盗み荒らし、あとかたもなく消えるというのだ。　名探偵明智小五……続きを見る

東京のデパートの宝石展で、「志摩の女王」という真珠の宝塔が盗み出された。　盗み出した泥棒は、アドバルーンで大空へと逃げてゆく。　そして今度は、「灰色の巨人」と名乗る怪人が、「にじの宝冠」を盗み出す。……続きを見る

不朽の名作をスマホで読みやすく！　写真と一緒に楽しむ近代文学！　Kの友人である「彼」は、幼少期からレンズやガラス、鏡に異常な執着を見せる変わり者の男だった。凹レンズの魅力に取り憑かれてしまった「彼」……続きを見る

沈没船の引き上げにあたった潜水夫たち。　暗い海底で船体を調べていた彼らの目の前に飛び込んできたのは、ワニのようなしっぽを持つ鉄でできた怪物だった！　ひょんなことから賢吉少年に託された鉄の小箱の秘密と……続きを見る

名探偵明智小五郎の優秀な助手、小林少年の目の前に、カラクリの箱を牽く奇妙な老人が現れた。　その数日後から、東京の夜の街に巨大なカブトムシが出没し始める。怪異の背後に見え隠れする怪人団、鉄塔王国の正体……続きを見る

天野勇一少年の前に「魔法博士」を自称する奇妙な男が現れ、少年の目の前で空中からバットやボールを取り出してみせる。後日天野少年は、少年探偵団の小林団長と共に、魔法博士の住む洋館を訪ねる。しかし、博士の……続きを見る

江戸川 乱歩（えどがわ らんぽ、旧字体：江戶川 亂步、男性、1894年（明治27年）10月21日 - 1965年（昭和40年）7月28日）は、大正から昭和期にかけて主に推理小説を得意とした小説家・推理作家である。また、戦後……続きを見る

十年以上を経て突然帰郷した羽柴家の長男、壮一。折しも羽柴家には、ちまたで噂の盗賊「怪人二十面相」からロマノフ王家に伝わる宝石を狙った予告状が届いていた。変幻自在の愉快犯・怪人二十面相と名探偵明智小五……続きを見る

大乱歩の歩みは、そのまま日本探偵小説の歩みであった。大正１２年、〈新青年〉にデビュー作「二銭銅貨」を発表して以来、その紡ぎ出す幻想の糸は絶えず読者を捕らえてきた。そして彼の変身願望、地底願望は、「屋……続きを見る

闇と同じ色をした黒い怪物が出没し、白い歯を剥き出しにし、けらけらと笑うーー。そんな「黒い魔物」の噂が東京中に広がるころ、少年探偵団のメンバー、篠崎始君の家の周囲に、不審な人物の影が……。（「少年探偵団……続きを見る

江戸川乱歩（えどがわらんぽ）1894-1965 推理小説家。本名、平井太郎（ひらいたろう）。大正12年、「二銭銅貨」でデビュー。有名なキャラクターとして、明智小五郎、小林少年、怪人二十面相、少年探偵団がある。 続きを見る

秘蔵のスクラップブック『貼雑年譜』を縦横に駆使、リアルタイムの資料を通じて、探偵作家たちとの交友・論争、創作の苦悩などを克明に綴った乱歩自伝の決定版。本書を読まずに、日本のミステリーは語れない。下巻……続きを見る

ミステリーファン必携の「類別トリック集成」作成のため、ホームズものから、カー、クリスティーまで、驚異的読書三昧にふけった乱歩。その過程で公開されるランポ流読書術の奥義。読み物としても、豊富な資料的価……続きを見る

美貌と大胆なふるまいで暗黒街の女王に君臨する「黒蜥蜴」。ロマノフ王家のダイヤを狙う「怪人二十面相」。　乱歩作品の中でも屈指の人気を誇る、名探偵・明智小五郎の二大ライバルの作品が一冊で楽しめる！ 続きを見る

少年探偵団シリーズの掉尾を飾る、単行本初収録の表題作、奇術趣味あふれる「おれは二十面相だ!!」、「妖星人R」「超人ニコラ」に、トリック談義が楽しい「探偵小説の『謎』」を収録。【この電子版は、註釈と「私……続きを見る

化人幻戯……「化生の者の魔術」を駆使した二重三重の不可能犯罪に挑む明智小五郎。久々に少年もの以外に登場した明智は50歳をすぎ、著者はまた還暦を迎えていたと感じさせないほど筆致は瑞々しい。他に少年探偵団シ……続きを見る

「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ内で栞子さんが紹介している古今の名作13冊を選りすぐって掲載。長編は冒頭や本編で紹介している部分を、短編は全文を掲載。「ビブリア」の世界がより深く楽しめる。 続きを見る

巨匠の妖しき名作を桜庭一樹が厳選！ 日本推理小説の巨匠・江戸川乱歩が没して50年。 名作に光を当てるアンソロジー第1弾はデビュー作「二銭銅貨」、 明智小五郎初登場の「D坂の殺人事件」、大正期の退屈と倦怠を ……続きを見る

深夜、三角館とよばれる西洋館に一発の銃声が響いた。くぐもったような低い銃声であった。老人は心臓を撃たれ、即死していた……。暗く広く、陰気な墓場のような二等辺三角形のいびつな建物。その中では、双生児の老……続きを見る

ーーわしは恐ろしい肉食獣になりはてていた。墓穴の底で、棺のふたをこじ開け、まず指先にふれたものは、肉が腐って抜け落ちた髪の毛、ゴツゴツした頭蓋骨だった。死体に寄生した蛆虫さえも死に絶えてしまっていた……続きを見る

都会の谷間の貸しビルの同じ部屋で連続して起こる首吊り事件。「押絵と旅する男」と並んで乱歩幻想文学を代表する表題作をはじめ、『鉄塔の怪人』の原型となった長編「妖虫」、本格推理マインドが炸裂する「鬼」「……続きを見る

殺人を犯したシナリオ・ライターが最強完全なアリバイで完全犯罪を作り上げようとするが、その先に待つのはーー。表題作「月と手袋」と、乱歩自身が“私の体臭が濃厚な”という「影男」、そして少年探偵団の活躍が痛……続きを見る

日本を代表する名探偵の一人、明智小五郎がはじめて登場した「Ｄ坂の殺人事件」。退廃的な空気が漂う大正９年９月初旬、〈私〉はＤ坂にある白梅軒という喫茶点で明智小五郎と知り合った。偶然、向かいの古本屋で発……続きを見る

猟奇趣味のある青木愛之助は、秋の招魂祭で賑わう靖国神社で、友人の品川四郎そっくりのスリを見かけ興味を引かれる。品川とともに、その幽霊男を追ううちに、自分そして妻の芳江にまで魔の手が伸びてくる。幽霊男……続きを見る

江戸川乱歩（えどがわらんぽ）1894-1965 推理小説家。本名、平井太郎（ひらいたろう）。大正12年、「二銭銅貨」でデビュー。有名なキャラクターとして、明智小五郎、小林少年、怪人二十面相、少年探偵団がある。 続きを見る

湊かなえの選ぶ「ミステリ作家」乱歩の相貌 避暑先の旅館でレンズ越しに目撃した殺人をめぐり、 謎めいた結末を迎える中編「湖畔亭事件」を中心に、 人工美と遊戯性の極致「赤い部屋」、名作「心理試験」他を収録……続きを見る

空襲下の東京、青年が陶酔した夢のようなロマンスの皮肉な結末とは？ーー戦後を代表する傑作短編「防空壕」、巨匠がデビュー30年目にして初めて書き下ろし、新境地に挑む表題長編、唯一の時代小説と、乱歩の意外な……続きを見る