ゆん - SF 1

炎将せん司が伽羅王・忍に仕掛けた作戦。それは周囲の人間の内奥を泥と化し、忍の術力を妨げるというもの。希沙良、十九郎、冴子が次々と泥に感染していくーー。しかし泥化が完了する前に、炎王と伽羅王は直接対峙……続きを見る

【電子版限定・短編追加収録】新世紀にふさわしい１冊！　オールスターが登場する、書き下ろし小説「シャドウ・イーター」。全文庫、単行本、コミックス、ＣＤブック等のクロニクル。オーラバ・ストーリー年表から……続きを見る

諒闇ーーまことのやみの中でいまわしき覚醒をとげた意識がひとつ。とうに朽ちはてたはずの我が身への呼びかけを訝りながら、「それ」はざらりと実体化をおこし、九那妃の足元へひざまずいた。精緻に仕組まれた奇怪……続きを見る

幻将・皓との戦いが一時終息し、斎伽忍が帰還した夏。束の間の平和を楽しむ亮介たち。夏期講習に通う里見十九郎と親友の西城敦は、渋谷駅のホームで「クラインの記憶」をもつ女性たちに出会う……。その謎とは？　ア……続きを見る

中和能力の発動ミスで、諒に瀕死の傷を負わせてしまった亮介。心を壊され、敵の手におちた亮介を、術者たちの攻防が追う。冴子は、斎伽忍に託された霊剣＜虎月＞をとり、九那妃との直接対決にいどむ。ふたりの女神……続きを見る

「ーー私は、伽羅王の術力を奪うつもりだ」炎将せん司による、最後の戦いが幕をあける。十月。＜印座＞の殺戮から半月。亮介は右腕がちぎれる幻をみた。その直後、文化祭やアルバイトと忙しい生活をすごす術者たち……続きを見る

幻将・皓の力を後ろ盾にする冷泉院皐の陰謀が、悲劇を招いた。心の支えをぐらつかされた亮介の中和能力が、朱雀剣を消したり、敵の光剣が諒の胸に深く突き刺さった！　奪われた亮介をとりもどすため、十九郎は禁断……続きを見る

幻将皓は、現在随一の側近硝乃と高級シティホテルのスイートルームにいた。色鮮やかな唇で皓はひとり笑む。炎将せん司の最期を思いおこしての、静かな微笑だった。そこに雷将勝呂が、九那妃の温情を伝えるために現……続きを見る

「先輩のご両親、今まで何もご存知なかったんですね」ーー亮介にまとわりつき、言葉の刃を突きつけてくる皐。彼女の目的は？　異界の森のなか、希沙良と諒の前に現れた美少女は彼らのなかに何を見る？　時ならぬ降……続きを見る