柏枝　真郷 - 小説・エッセイ 1

「でも……愛してるよ……」去ってしまった恋人に未練たらたらの気弱な巡査ハリー、３１歳。そして、彼が住む８０年代のニューヨークは、治安も景気もなかなかよくならない“穴だらけの林檎”だ。ハリーは街と同じように……続きを見る

富士見L文庫は、文芸＝「Literature」とライトノベル＝「Light Novel」、両方の頭文字をとって、一般文芸の世界に新しい化学反応を起こすべく創刊されました。ライトノベルをはじめ、コミック、アニメ、ゲームなど……続きを見る

臆病者で失敗続きのＮＹ市警の巡査ハリー。刑事への昇格を打診されるものの、自信がもてず、すぐに返事ができない。昇格すれば、恋人でもある刑事ドイルが相棒になるからだ。公私を混同し、ドイルの足手まといにな……続きを見る

聖一が、義弟に殺されたーー！？　悲報に触発され、“離婚”という結論を出したばかりの彰子につぎつぎと浮かぶ聖一と義弟彬の、どこまでも不確かな実像。平凡だけど幸せに満ちたあの7年間は、なんだったのだろうか……続きを見る

新宿駅南口の高層ホテルの一室で、結婚式を挙げたばかりの新婚女性が殺された。凶器は包丁ーー。夫が自首し、逮捕されたが、状況証拠があがらず謎は深まるばかり。大学時代、同じゼミ生だった八木澤と常泉は、それ……続きを見る

現場検証中、爆発事故に巻き込まれたＮＹ市警鑑識課員ダグラス５世。目が覚めた彼を取り囲んでいたのは、今や博物館や映画でしか見ないガス灯に古い方のドレスを着た看護婦──そこは19世紀末のニューヨークだった。……続きを見る

徹夜で捜査の処理をしていた常泉は、捜査一課で新年を迎えた。同じく八木澤も、記者クラブで年を越す。元旦、エレベータで顔を合わせた２人は、ひょんなことから浅草寺へ初詣に向かう。混雑した仲見世で、ふいに悲……続きを見る

常泉崇志、ナンパな性格ながら、なりたてほやほやの刑事、２７歳！　八木澤克（まさる）、日本文化新聞社会部の記者。唯我独尊の自信家、２７歳！　大学卒業後、それぞれの道を歩んでいた２人が、ばったり出会った……続きを見る

どん底景気に古びて穴だらけのビッグ・アップル、ＮＹ。気弱な巡査ハリーは刑事ドイルとの突然の出会いから、同じアパートでの半同棲状態になり一ヵ月。有能だけれど傍若無人な捜査ぶりのドイルは恋も強引だ。甘い……続きを見る