のん - 少年 1

学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。ブレイクダンス同好会への協力を決めた彼は、ローズやガブリエラ、竹内君を巻き込んでダンス大会に参加。演目を完遂して同好会の窮……続きを見る

　高校二年生の十月は修学旅行の季節らしい。となると班決めがあって、席を素早く立つ安達の姿が目に飛び込んで来る。「なにかな足の速い安達」「班は、一緒で」「うん」　当然そうなるのだ。　ただ問題は、班を作……続きを見る

窓の向こうの美しいものを見守る共犯関係の二人を描く、野村美月『鑑賞部の不埒な倫理』、日日日『根暗男子のバスケットボール』、田尾典丈『インセンシティ部』、田口仙年堂『輝け、モ部！ -Flash mob-』、岡本タ……続きを見る

今まで興味なんかなかった。ないフリをしていた。だれにも、なにもほしがらなかった。だけど今年は違う。私が初めて願うクリスマスプレゼントは、しまむらとのクリスマスだった。　今までなんとなく毎年過ごしてい……続きを見る

しまむらと付き合うってことは、うーん、まず、い、一緒に登校するとか……でいいんだよね……。でも、何時に迎えに行けばいいのかな。自転車どうしよう……しまむらは歩きだし……早く学校始まらないかな。安達と付き合う……続きを見る

2月4日、バレンタインデー10日前。放課後に二人で出かけたモール内のドーナツ屋の前で、安達が聞いてくる。　「14日に、しまむらはなにか、用事ありますか？」　「ないですけど」　「ないなら、14日に、遊ぼうとい……続きを見る

七重島全土を騒がせた文化祭はさまざまな問題を残して終了した。七々々コレクションへの不信感がくすぶる周囲に対して、変わらず七々々を信じ続ける重護。一方、独自に調査を続けていた天災は、確実に龍ヶ嬢七々々……続きを見る

『楽市楽座』を立ち上げ、七々々を殺した犯人を見つける足がかりを得た重護。そんな時、仁志阿澄からレア級の七々々コレクションが手に入るという遺跡《クロノス》の同時攻略を持ちかけられる。一方、七重島すべて……続きを見る

《ゲーム》セカンド・ステージ、【Ｍ】の渾身の策略は敗れ、重護たち5名が勝ち残る。最終ステージの舞台はセブンスランド地下の《遺跡》。重護が得意の盗賊テクで優位に立つ一方、地上ではなぜか突然、七重島総合……続きを見る

夏休みはしまむらと会えなくなる……お祭りに行ったり、プールで泳いだり、一緒にアイス食べたり、やりたいことがいっぱいありすぎて……そうだ、やりたいことリストだ！　かきかきかきかき……。　夏休みはいいものだ。……続きを見る

体育館の二階。ここが私たちのお決まりの場所だ。今は授業中。当然、こんなとこで授業なんかやっていない。　ここで、私としまむらは友達になった。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。友……続きを見る

喧嘩の仲直りを経て、元の関係に戻ったかに見えた安達としまむら。しかし、安達のしまむらへの想いは、現状維持で満足することを許してくれず、流されるのでは無く、自ら先へ先へと進もうとしていた。「しまむら、……続きを見る

無駄に溢れる才能を持つ（勉強を除く）高橋。彼は孤高を気取り、王道学園生活から目を逸らしてきた結果、ぼっちのまま二年生となってしまった。そんな彼の下へ千載一遇のチャンスが訪れる。完璧な（性格は除く）美……続きを見る

　私は明日、この家を出ていく。しまむらと一緒に暮らすために。私もしまむらも、大人になっていた。「あーだち」　跳ね起きる。「おぉでっ」　派手に後退した私を見て、しまむらが目を丸くした。両手をおどけるよ……続きを見る

　安達と出会ってからの一年が割と濃いから、過去が遠くなっているのを感じる。良くも悪くも、安達は印象的なので他の記憶を上書きしてしまう。わたしはいつか、安達との過去だけで埋め尽くされるのかもしれない。……続きを見る

ーー七々々ちゃんに会うのが怖い。《ゲーム》の決着がついたその後、重護は一人七重島を飛び出した。そんな重護を待っていたのは……「お前、来週結婚しろ」父親からの衝撃宣告!?　妹の空音に詰め寄られ、雪姫には足……続きを見る

七重島の学生たちの間で、今まで密かに行われていた《遺跡》への挑戦と秘宝探し。それは《ゲーム》の終盤で起こった、GREAT7や七重島総合警備保障ら大人の介入によって、彼らの価値観を揺るがすものとなった。第七……続きを見る

桜の季節、しまむらと同じクラスになれた。でも、しまむらは近くの席の女子とお昼を食べるようになった。……なんか嫌だな。私はどうしたらいいんだろう。　ある日の昼休み。近くの女子集団に声を掛けられた。なんと……続きを見る

七々々コレクションに誤って触れてしまったために、悪魔バアルと推理バトルをすることになった自称名探偵、壱級天災。事件を未然に防ぐといった目立たないその勝負に不満を漏らしながらも、助手のダルク、美人だけ……続きを見る

　安達としまむら、二十二歳。私は今、真っ赤になった安達の右足を掴んで眺めていた。次はどこにキスするのがいいかな。　なんでこんなことになってるんだっけ。夏の暑さで常識が脱水症状を起こしてるのかもしれな……続きを見る

　体育館の二階で出会って、美人だなーとは思っていた。同時にやつは、わたしの三倍ぐらい不良だなとも。　本人の柔らかい印象のせいだった気がする。最初に名前を聞いて、浮かんだ名前はひらがなだった。　卓球場……続きを見る

「おかえり。仕事疲れたでしょ」「うん。あ、でもしまむらの顔見たら疲れが吹っ飛んだ……みたいな……」「ほーう。じゃ、元気なとこ見せて」「え……。げ、げんきー」　こんな調子で、私たちはずっと続いていくんだろう……続きを見る

少年「セツナ」に誘われ、心の奥に持つ願いを叶える“another”の世界で彼らは何を願うのか。「願い」を巡る青春ストーリー！　Last Note.の大ヒットボカロ楽曲「セツナトリップ」がついに小説化！ 続きを見る

学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。異性からモテる為にブレイクダンス同好会に入った彼は、そこでの活躍を通じてガブリエラから告白を受けた。これと時を同じくして、……続きを見る

学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。委員長の想いを一方的に知った彼は今までの女漁りから一転、彼女との交友に意識を向け始める。そんな彼に対して、二年Ａ組では松浦……続きを見る

学園カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は、界隈随一の異能力者だ。ダンディズムを愛する彼の毎日は、異能力を使ったお仕事一筋。常日頃から孤独な生き様を良しとしてきた。シニカルなオレ格好いいと……続きを見る

学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。修学旅行を終えて学校に戻った西野の青春紀行は、旅中に委員長とリサちゃんの会話を盗み聞きしたことで再出発をする羽目に。ところ……続きを見る

冴えない顔の高校生・西野五郷は、文化祭期間を利用して彼女作りに躍起となる。だが、クラスメイトに声を掛ければ振られ、部活動に貢献するも振られ、他校生に声を掛けても振られ、評判は瞬く間に落ちていき……？【……続きを見る

学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。その人生は非モテの極み。しかし、そんな彼にも遂に春が訪れた。奥田さんとの交友をきっかけに、フツメンの下に次から次へと可愛ら……続きを見る

学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。胸をときめかせるシェアハウス生活も過去のもの。柳田や山野辺と別れた彼は、以前と大差ない生活に戻った。そこで予期せずリサちゃ……続きを見る