藤沢周 - ノンフィクション 1

北斎晩年のやり場のない鬱屈を鮮烈に描いた処女小説「溟（くら）い海」は、執筆当時の作者の自画像であったという。当代随一の時代小説の書き手であるこの作家は、これまで自身を語ること稀であった。郷里鶴岡と幼……続きを見る

小説家って面白い！　無類の本好き芸人・オードリー若林正恭と、２０人の作家たちが“自分のルール”を語りつくす。　大人気番組、ついに書籍化！　西加奈子／朝井リョウ／長嶋有／加藤千恵／村田沙耶香／平野啓一郎……続きを見る

37年の短い生涯を旅と作歌に捧げた長塚節（たかし）。清潔な風貌とこわれやすい身体をもつ彼は、みずから好んでうたった白埴（しらはに）の瓶（かめ）に似ていたかもしれない。清痩鶴のごとく住んだと評され、妻も……続きを見る

「自分の過去が、書きのこすに値いするほどのものかといえば、とてもそんなふうには思えない」という含羞の作家・藤沢周平が、初めて綴った貴重な自叙伝。郷里山形、生家と家族、教師と級友、戦中と戦後、そして闘……続きを見る

没後もなお多くの読者を魅了する藤沢周平。作家になる前いくつかの業界紙で働き、中でも「日本加工食品新聞」では10年ものあいだ編集長を務めたことは、これまでも知られている。この新聞の常設コラム「甘味辛味（……続きを見る

「私のエッセーは炉辺の談話のごときものにすぎない。さほど大声には語らず、その場かぎりで消えるのが建前である」と記している著者による、初めてのエッセイ集。惹かれてやまない歴史上の人物、そこから湧き出て……続きを見る

没後20年ーー藤沢周平が残した俳句と、俳句をめぐるエッセイ。 青年期に結核治療のため入院した病院で、藤沢周平は初めて俳句と出会う。何よりも自然を詠みこめるという感動から、俳句の世界に入っていった。俳誌……続きを見る

没後もなお人気が高まるばかりの作家・藤沢周平。本書は、埋もれていたエッセイを発掘し、没後11年を経て編まれた未刊行エッセイ集に、さらに新しく発見された８篇を追加した最後のエッセイ集。創作秘話や苦手な講……続きを見る