大鐘稔彦 - 電子書籍 1

スタートから10年の時を経て、堂々の完結！ 当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく……続きを見る

実川は一躍マスコミの寵児となり、母親と一緒に映る幼児の元気な姿が新聞を賑わした。だが喜びも束の間、容態が悪化していく。この手術の成功に定年後のポストがかかった卜部教授は、最悪の結果となった場合、当麻……続きを見る

劇症肝炎で死の淵をさまよう藤城の生体肝移植を、かつての上司、久野の制止を振り切って敢行する当麻鉄彦。一方、医科大学新設を目指す鉄心会の理事長、徳岡は病魔に侵されながらも、鉄心会を追われたリベンジを図……続きを見る

卜部大造が急死した。すぐに後任の教授選が始まり実川も名乗りを上げる。折しも、実川のもとに脳死肝移植の依頼が飛び込んだ。成功すれば間違いなく教授の座を射止められるが、失敗すれば万事休すだ。一方、当麻の……続きを見る

前人未到の脳死肝移植を成功させた当麻は、達成感に身を震わせた。しかしそれは激しいバッシングの始まりでもあった。院内の医師からの抗議、県警からの査問、肝移植研究会の除名勧告など予想外の出来事が起きる。……続きを見る

練達の外科医・当麻鉄彦のもとに末期癌の患者が訪れる。苦慮の末、選択した抗癌剤が劇的に効き、患者はめざましい回復を見せるが、折しもその頃、日本癌治療学会では、癌と戦うなと唱えて一躍時の人となった菅元樹……続きを見る

鹿児島の離島で病院長を務める外科医・佐倉 が見初めたのは国境なき医師団の看護師・智 念朝子だった。患者に真摯に向き合いなが ら、海外を飛び回る彼女への思いを募らせる が、自身も病に蝕まれてしまう。佐倉は……続きを見る

“エホバの証人”に対する無輸血手術を含め、約6000例に及ぶ手術経験の中から、忘れ難いエピソードを赤裸々に綴った珠玉のエッセイ。理想を追い求め、医療界の旧弊に果敢に切り込んだ涙ぐましい奮闘記でもある。ミリ……続きを見る

当麻は台湾でも着実に評価を高め、日々多くの患者が訪れていた。そんな折、台湾の国際外科学会に、彼が日本を去る一因を作った反当麻の急先鋒、徳武が顔を見せ、不穏な空気が流れる。一方、当麻を失った病院では、……続きを見る

実川の上司である卜部教授は、頑として肝臓移植を認めなかった。だが定年後のポストに不安を覚えていた卜部は、手術が成功すれば有名国立病院の院長に推挙するというある人物との裏取引により態度を一変させる。か……続きを見る

当麻の評判は日ごとに高まった。そんな時、近江大の実川助教授から二歳の幼児の「肝臓移植」を手伝って欲しいと頼まれる。一か八か、残された方法はそれだけだった。快諾する当麻だが、抜け駆けは許さんとする他の……続きを見る

前人未踏の脳死肝移植を成功させながら激しいバッシングにあい、病院を辞した当麻鉄彦。彼を守りきれなかった病院からは次々と医師が去り、経営に暗雲が垂れこめる。一方当麻は、後を追ってきた矢野とともに、台湾……続きを見る

恩師・羽島から自らの癌手術に立ち合って欲しいとの依頼を受け、久しぶりの日本で手術に臨んだ当麻。かつてのライバルとのわだかまりも消え、心地よい一献を傾ける。一方古巣の甦生記念病院では、盲腸の手術中に起……続きを見る

練達の外科医・当麻の噂を聞きつけ、甦生記念病院には難しい患者たちが次々と訪れる。ある日、やせ衰えた患者を見かけて驚愕する当麻。それはかつての部下、江森京子の変わり果てた姿だった。死を目前にした京子に……続きを見る

佐倉の腕は本物だった。乳癌は摘出され、乳房再建術によって新たな胸も得て、志津は無事職場復帰を遂げることができた。しかし佐倉に面会した夫と息子は、佐倉と志津の過去に疑念を抱き始める。一方志津は、佐倉に……続きを見る

宮城県の公立病院に勤める看護婦・中条志津は、四十七歳の春、乳癌を宣告される。彼女が治療先に選んだのは、秋田の鄙びた炭鉱町が経営する小さな病院だった。執刀を依頼したのは、この病院に勤務する外科医・佐倉……続きを見る

死亡肝移植によって一命をとりとめた大川が拒絶反応を起こし、再手術のため台湾へ来る。当麻は翔子もまた病魔に侵されていることを告げ、自らメスを執った。最愛の翔子と共に生きるため、古巣の甦生記念病院へ戻る……続きを見る

東洋医学と西洋医学の長所を生かせ！　そうすれば病はきっと治る！　東西医学の思想と診察法をまとめた異色の一冊がここに誕生！！ 続きを見る

【当麻は患者と母の命を救えるか!?】内部リークによりマスコミが騒ぎ出す中、当麻と実川は悲願の生体肝移植に挑む！　しかし、手術の直前に脳腫瘍を患っている当麻の母の容態が急変したという知らせが…！　ドナー……続きを見る

【重なり合う手術、その結末は!?】大腸癌が悪化した蘭(あららぎ)は甦生記念病院に入院。生体肝移植をした3歳の患者と、蘭のオペが重なったため、蘭の手術は当麻が、実川が3歳の患者の再手術を受け持つことに…！　……続きを見る

【医療ミスが見せた、日本医療の現状】当麻と近江大の実川は、同じ手術台の前に立つことで、お互いの実力を認め合うようになる。そんな中、甦生記念病院に救急搬送された患者が、第二外科の野本医長の部下・渡瀬の……続きを見る

【ある外科医の戦いがはじまる！】琵琶湖の畔に建つ甦生記念病院の第一外科医長、当麻鉄彦（とうま てつひこ）は、キャリアよりも患者に寄り添う孤高の外科医。一方、第二外科医長の野本は、近江大学医学部から派……続きを見る

【術後の拒絶反応との闘い！】患者の手術を成功させた一方、母の最期を看取ることができなかった当麻は、日本一の外科医になる決意を心に誓う。一方で、無事成功したと思われた生体肝移植は、術後の経過が良好でな……続きを見る

【肝移植を要する3歳の患者、その命運は…！】近江大学小児科の三郷(みさと)医師から実川に、肝硬変の進んだ3歳の患者に対する治療方針について相談が持ちかけられた。実川と当麻はその子の命を救うため、国内で初……続きを見る

【ホスピスと医療の限界に立ち向かう医師！】交通事故で脳死状態に陥ってしまった患者の母は、息子の臓器移植を申し出る。そんな折、ホスピスの開設を予定した甦生記念病院には、輸血を拒否する患者や、他の医院か……続きを見る

【命の引継ぎ！　当麻は生体肝移植を実行できるか!?】ホスピスが完成した甦生記念病院で、当麻は日本初の脳死肝移植手術の実行に向けて準備を進める。しかし、またしても事態を嗅ぎつけたマスコミが騒ぎだし、移植……続きを見る

【当麻と実川の急接近！　新体制に…!!】渡瀬が誠意をもって手術に駆けつけた事を機に、甦生記念病院の当麻は外科の統合を院長に申し出る。さらに当麻は近江大学の実川から要求のあった医局員の依頼を引き受け、よ……続きを見る

【悲願の手術！　そのゆく末は…！】院内の体制が整わず、肝移植を要する患者の命を救うことができなかった当麻は涙を呑んだ。一方、渡瀬のミスがきっかけで亡くなった患者の恋人が交通事故で甦生記念病院に運ばれ……続きを見る

【当麻の悲願の肝移植の結果は!?】ついに当麻は甦生記念病院で日本では前例のない脳死肝移植を実行した。しかしマスコミがより情報を得ようと県の衛生部長に連絡をし、世間を一層騒がせる事態に…。甦生記念病院の……続きを見る

当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「……続きを見る