百目鬼涼一郎 - 電子書籍 1

大坂冬の陣で徳川家康死す！ 「凡愚」との悪評高い二代将軍・秀忠は、窮地を脱した豊臣方、加賀の前田に奥州の伊達、さらに徳川家内部からも叛旗を翻され、四面楚歌、孤立無援に陥る。それでも秀忠は、悪評を覆す……続きを見る

太閤秀吉亡き後、激震の豊臣家を継いだ秀勝。天下簒奪を目論む徳川家康の陰謀、攻勢を、実父の織田信長と養父の秀吉、2人の「父」に勝るとも劣らない将器でしのいでいた。しかし、家康にそそのかされた秀吉の甥・……続きを見る

天下簒奪を狙う家康は、九州遠征中の豊臣秀勝の留守を狙い、秀次を唆し大坂城を奪取し「豊徳和睦」を成立させる。九州で孤立した秀勝は対島津の緒戦に大敗するも、持ち前の将器で軍を建て直し、島津を撃破。返す刀……続きを見る

大坂の陣で父・徳川家康を喪った二代将軍・秀忠。彼を凡愚と侮った謀将の本多正信は、秀忠の兄弟・忠直、義直を唆し、反旗を翻す。一方、奥州の雄・伊達政宗は、娘婿の松平忠輝と南下し、秀忠の本拠・江戸城を強襲……続きを見る

覇王・織田信長と天下人・豊臣秀吉の両方を「父」にもつ若きもののふ・豊臣秀勝は、将来を嘱望されながらも不治の病に倒れる。しかし奇跡的な復活を果たし、信長、そして秀吉亡き後、天下を簒奪せんとする巨魁・徳……続きを見る

秀吉亡き後の豊臣政権は混乱の窮地に陥った。天下盗りを目論む黒田如水は家康に加担し、鍋島直茂、加藤清正を糾合し九州の豊臣領を急襲する。一方、豊臣派の立花宗茂は小早川隆景、前田利政らと九州へ向かうが、そ……続きを見る

秀吉暗殺後、天下を狙う家康は東北を伊達政宗に刈り取らせ、自らは大坂へ侵攻する策に出た。豊臣方の若き名将・立花宗茂は、越後の猛将・上杉景勝を動かし、東北の動乱を沈静。だが家康は謀略により豊臣派内部を崩……続きを見る

天正一三（一五八五）年秋、信州の雄・真田昌幸が、徳川家康によって謀殺された。嫡子・信之は、真田家存続のため家康に膝を屈するが、次男信繁はそれを潔しとせず出奔。名を「幸村」と変え、徒手空拳の身ながら、……続きを見る

嫡子誕生に狂喜する秀吉は、徳川軍への総攻撃を延期。この間に家康は態勢を立て直し、東の前田・上杉、さらに関東と豊臣軍を東西に分断する秘策を発動する。その攻勢で上田城が危機に陥った。真田幸村は大坂を進発……続きを見る

真田幸村は、亡父の仇・徳川軍を撃破し、関白秀吉から大名として厚遇される。だが、折しも参戦した「北条征伐」の陣中で、死んだはずの家康の執念ともいうべき罠に遭遇。圧倒的有利から絶体絶命となった豊臣軍にあ……続きを見る

大坂冬の陣で徳川家康死すーー天下統一を目前に急転、乱世へと逆戻りをはじめた歴史の流れに待ったをかけたのは、意外にも周囲から「愚物」と侮られていた二代将軍・徳川秀忠だった！秀忠は、徳川家の内外で反旗を……続きを見る

太閤、釜山に死す！朝鮮出兵の陣中で起こった太閤、関白謀殺の変事。天下人の突然の死……天下を盗らんと先手を打ったのは黒田如水と手を結んだ徳川家康だった！大坂城へ王手をかける家康に、九州の勇・立花宗茂が奇……続きを見る

石山本願寺攻めの最中、覇王織田信長、死す！　たちまち混乱する織田家に、本願寺、さらには軍神・上杉謙信の猛威が迫る。この危機に敢然と立ちあがったのが、羽柴秀吉であった。秀吉は、その麾下・竹中半兵衛の天……続きを見る