鳥羽亮 - 電子書籍 1

この世に生かしておけねえやつなら、地獄の閻魔に頼めーー 深川は要橋端にぽつんとある一膳めし屋「極楽屋」。主の島蔵は裏の長屋に無宿人や入墨者など世間では受け入れられない者たちをただ同然で住まわせ、仕事……続きを見る

八丁堀同心の長月菊太郎は、今年で二十歳。四年前、直心影流の達人だった父が隠密廻りの役職から身を引いたのを機に、南町奉行所本勤に抜擢され、日々勤めに励んでいた。そんなある日菊太郎のもとに、日本橋本町の……続きを見る

非常なる辻斬りの秘剣“死突き”ーー父の敵を討つために決死の少年。安田平兵衛は相撃ち覚悟で敵を迎えた！　 辻斬りに遭った死体を見て、安田平兵衛は驚愕した。盆の窪から喉までひと突きに貫かれていたのだ。相当……続きを見る

秘剣“虎の爪”は敗れるのか!? 最強の夜盗が跋扈するなか、殺し人にして義理の親子・平兵衛と右京の命運は？ 　「尽忠報国之士」と書かれた紙片を残す夜盗が跋扈していた。強引に押し入り使用人を斬るという、残忍な……続きを見る

謂われなき刺客の襲来！　次々と仲間を喪った平兵衛は、渾身の秘剣をふるう！ 牢人は「フウジン…」と呟いただけで、迫ってきた。次の瞬間、眼前でかすかな刃風を感じた。その剣は顔面を裂き斬る恐ろしいものだった……続きを見る

ヒュウヒュウと風が江戸の町を吹き抜ける夜。風音に紛れて、夜影のなかを走る男たちがいた。彼らは本両替の店の前で足をとめ、斧をふるい、くぐり戸から両替商の店に忍び込み──。その翌朝、南町奉行所隠密廻り同心……続きを見る

二年前から南町奉行所に出仕している見習同心・長月菊太郎。父は、同奉行所の隠密廻り同心で、鬼隼人と恐れられる直心影流の遣い手・長月隼人である。そんな父子のもとに、日本橋の両替屋に押し込みが入り、二千両……続きを見る

伝兵衛店に住むうら若き娘おしのとおせんが、ならず者に騙され、望まぬままに男の客を取らされている。そんな噂を耳にした華町源九郎は、苦界からふたりを救い出し、親の許へ帰してやるべく、仲間とともに立ち上が……続きを見る

夜風が心地よい秋の夜。接待帰りの呉服屋の主と手代が浅草茅町の神田川沿いを歩いていると、闇の中から天狗の面をかぶった男たちが現れた。ふたりは斬られ、絶命。翌朝、事件の知らせを受けた南町奉行所隠密廻り同……続きを見る

暗闇の中、柳原通りを歩く生薬屋の主人・宗兵衛と手代・元造は、 四人組に急に斬りつけられ、命と金を奪われる。 調べに乗り出した倉田佐之助ら「鬼彦組」は、下手人たちが呉服屋襲撃をも計画していることを知る。……続きを見る

恐るべし、酔いどれ市兵衛！ 殺し屋「地獄宿」に襲い来る刺客。圧倒的な剣戟開幕！ ならず者に手籠にされ身投げをした娘の復讐を頼まれた「地獄屋」。難なく依頼をこなすが、実はその男、侠客一家の親分源右衛門の……続きを見る

佞臣・深田喜兵衛を斬るーそう集められた七人の藩士たち。 だが暗殺成功後、首謀者に裏切られ、闇討ちをかけられる。命からがら逃げ延びたのは畑中宗次郎、篠田弥八郎、宇田川峰吉の若き三人だけだった……。 汚名を……続きを見る

南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人が、数えで七歳となった嫡男・菊太郎に打ち込みの稽古をつけていたある日、御用聞きと下っ引きが殺られたとの報せが入った。生前のふたりは、深川の賭博を探っていたという。隼人……続きを見る

南町奉行所の隠密同心長月藤之助の息子・隼人は、日々剣術道場で汗を流す十七歳の若者。無口ながらも実直で、剣も手練れの父を見て育った隼人は、藤之助のような同心になりたいと感じていた。だがその矢先、藤之助……続きを見る

南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人が、嫡男で見習同心の菊太郎と剣術の稽古中、隼人が手札を渡している岡っ引き・利助がやってきた。日本橋本石町の呉服店「松永屋」に押し込みがあり、手代が惨殺され、大金が奪わ……続きを見る

闇を切り裂く秘剣“虎の爪”。 江戸の闇世界の覇権を賭け、老刺客、最後の一閃！ “鬼”と呼ばれる地獄屋の殺し人たちが何者かに襲われた。その敵の中には袈裟に迅速な太刀と連続の籠手斬りを遣う二人の刺客がいるらし……続きを見る

南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人のもとに、神田須田町の呉服屋の主・庄兵衛と手代の死骸が発見されたと報せが入った。隼人は、同心見習の嫡男・菊太郎とともに探索に乗り出す。聞き込みを始めてすぐ、殺された庄……続きを見る

おぬしを仕留めるのは俺だ！ 闇の悪人ども必死の反撃が鬼彦組同心たちに迫る！ 両替屋の主と手代が寄り合いの帰り道、 夜半、日本橋川の際で一刀のもとに斬り捨てられた。 手口から見ると、かなりの遣い手だ。辻 ……続きを見る

神田豊島町にある千坂道場は道場主・彦四郎の飾らぬ人柄と熱心な指導、女剣士だった妻・里美の子供たちへの稽古が評判で人気を博していた。折も折、稽古帰りの門弟が何者かに斬られる事件が続発、そのあおりで門弟……続きを見る

浅草駒形町の大川端で、岡っ引きの安造が斬殺された。安造は、浅草を縄張りにする「鬼の甚蔵」と呼ばれる男の賭場を探っていたのだ。死体は、横に深く斬られており、手練れの武士の仕業と思われた。安造殺しの探索……続きを見る

深川佐賀町の米問屋に押し込みがあったと報を受けた南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人。見習として出仕している嫡男・菊太郎とともにさっそく現場に向かうと、あるじと手代が殺られ、土蔵からは九百両が奪われてい……続きを見る

青眼から袈裟へ！　上段から真っ向へ！　浅草寺の門前に刃光が走る！　剣豪ミステリの名手が贈る最新作。横丁の女児が次々と攫われた。花街の女衒が監禁しているらしい。口入れ屋で居候する剣の達人・彦十郎は、住……続きを見る

浅草、本所、深川辺り一帯を牛耳っていると囁かれながら、これまでまったく表に出てこなかった闇世界の大親分・駒形伝兵衛。その正体への糸口を掴むべく、南町奉行所は浅草田原町の賭場へ手入れをおこなった。だが……続きを見る

本所相生町の長屋に年頃の娘と住む安田平兵衛の許に“十八夜”と記された紙片が投げ込まれた。それは地獄屋を意味する殺しの依頼だった。 十年前に足を洗ったはずなのに、今頃なぜ？ 酒で全身に走る震えを抑え、再び……続きを見る

事件の探索中に斬殺された父・藤之助の仇を討つため、同心となった長月隼人は、父の手下だった八吉の手を借りながら、事件の真相に迫ろうとしていた。だが、格下の高積み見廻り同心である隼人に対し、与力や同心か……続きを見る

新シ橋で町人二人が切り殺された。神田の呉服商の主と手代のようだ。 店の番頭は殺されるような覚えはないと主張するが……。 柳橋通りの知覚で、神田の呉服商の主と手代が惨殺された。 診せの番頭は殺されるような……続きを見る

両国広小路で居合い抜きの見世物をして、口に糊する管井紋太夫のもとを、娘が訪ねてきた。女だてらに居合いを遣う娘は管井とは旧知の仲らしい。はぐれ長屋に住み着いた女剣士の仇討ちを助けようと、源九郎たち長屋……続きを見る

華町源九郎たちが贔屓にする本所松坂町の飲み屋、亀楽に危機が迫る。法外な額のみかじめ料を請求し、払えなければならず者を使って立ち退きを強要するなど卑劣な手段を講じる無頼の輩。馴染みの店を守るべく、源九……続きを見る

雲井竜之介の正義の剣が、卑劣な賊を斬る。愛する者を守るために、奔走する竜之介におもわぬ強敵が現れる！好評シリーズ、待望の最新刊。 続きを見る

父より居合いの技と暗殺稼業を継いだ小野寺佐内。 彼に舞い込んだのは、かつて父を屠った遣い手に繋がる 暗殺依頼だった………。 佐内の前にとうとう現れた、父の仇である「二胴」の首領。 「丹沢流二胴」の精髄と「……続きを見る