伊藤浩士 - 電子書籍 1

真田幸村の策により琵琶湖の水が溢れだし、大和と近江は浸水して東西は完全に分断された。東からの兵站が絶たれた徳川軍は、ついに豊臣軍との最終決戦を断行。天下の行方を決める大坂夏の陣がついに開戦！11万の徳……続きを見る

主君・秀長の病の原因が、秀吉から盛られた毒だと気づいた藤堂高虎。実弟の殺害を計画するほど迷妄した秀吉と戦うべきと高虎は秀長を説得。朝鮮出兵のために秀吉が大坂を離れたのを機に、秀長は織田秀信を擁立し、……続きを見る

桶狭間の合戦後、信長は上洛を視野に入れ浅井家との盟約を持ち掛け、長政に妹の市を娶らせた。この新興勢力に対し、当主の久政は反撥し、長政と対立する。一方、織田家の猛将・柴田勝家は信長の政略に異を唱え、謀……続きを見る

長政は連合軍で敵を各個撃破する三者同盟を信長に提案。それを諾とした信長は、すぐさま二万四千の連合軍で石山を包囲。取って返して加賀へ侵入し一向一揆を平定した連合軍は、ついに当代最強の甲斐・武田軍団を迎……続きを見る

慶長十九年。豊臣と徳川がついに決裂。しかし、父・昌幸の遺命のもと、真田幸村は後藤又兵衛ら各地の牢人たちと繋ぎをつけており、徳川との戦の準備はすでに整っていた。さらに幸村は、豊臣必勝のための、空前絶後……続きを見る

慶次郎の機略により関ヶ原、清須と二度の戦いを制した西軍だが岡崎の戦いで大谷吉継を喪う。さらに東軍を圧すべく、上杉勢との共同作戦のため信濃へ進出したが、野戦での圧倒的な強さに敗北する。天下獲りの執念の……続きを見る

慶長4年、秀吉亡き後、家康は着々と天下取りへの画策を始めた。叔父の前田利家から病床に呼ばれた慶次郎は、利長の後見人として十万石と兵馬を託される。ここに旧知の石田三成、直江兼続、大谷吉継らと共に反家康……続きを見る

秀吉を倒した豊臣秀長・藤堂高虎の主従。天下を治めるための次なる敵は徳川家康。高虎は徳川軍の進路である伊賀上野城を補修。一気に勝負をつけるべく策を張り巡らす。一方、家康も5万の大軍での力押しを敢行。天……続きを見る

慶長五年。天下分け目の戦いにおいて、東西両軍の軍師となった真田昌幸・信幸の親子。合戦劈頭に家康を倒し意気あがる西軍、報復に燃える秀忠ら東軍。そして父と兄の間で揺れる幸村。それぞれの思惑が入り乱れるな……続きを見る

光秀に討たれたと思われた信長は勝家に救出され、敦賀の長政のもとに現れたが、かつての威勢はなかった。長政は中原の覇者となるべく光秀討伐を決意。かくして五万六千の軍を率いて布陣する明智・毛利大連合軍との……続きを見る

戦上手の徳川家康に連戦連敗の歌詠み関白・豊臣勝俊。しかし、兵力は増加し団結力も強化され、敗れるごとに強くなる豊臣軍。大垣城を落として初勝利し、更に毛利勢も加わり、ついに関ヶ原で家康軍と激突する。果た……続きを見る

慶長4年。関ヶ原での戦いに敗北し、小豆坂での戦いでは軍師・大谷吉継が討死するという、予想外の大敗北を喫した豊臣勝俊。ついに負けることが許されなくなった勝俊は、驚天動地の策をもって一発逆転の勝負に出た……続きを見る

常軌を逸した信長の虐殺行為に、ついに秀吉は毛利と和議を結び播磨で挙兵する。一方、信長は大和と伊勢を占領し、桶狭間で徳川家康を追い詰める。殺戮を繰り返しながら攻め寄せてくる信長に恐怖する羽柴軍。秀吉に……続きを見る

大坂方を把握した真田幸村ら牢人衆は、攻め寄せる徳川軍相手に有利に戦を進めていた。しかし、淀殿が家康と和睦し、大坂城は堀を埋められ危地に陥る。しかし、そこまでも読み切っていた幸村は勇躍、大坂城から出陣……続きを見る

軍力で圧倒的不利にあった前田利長を総大将とする西軍は、慶次郎の奇策と奇襲戦法で関ヶ原、清洲の戦いに勝利する。一方、岡崎城に退去した家康は、西軍の事実上の軍奉行が慶次郎であることを知り、戦略的反撃とと……続きを見る

関ヶ原の合戦から10年が経ち、家康が進める徳川家の城普請に駆り出される西国大名の不満は頂点に達しようとしていた。そのさなか、加藤清正が俄かに反・家康の動きに出る。その裏には、己の余命を悟った真田昌幸の……続きを見る

外堀を埋められた大坂城は崩れ落ち、大坂・春の陣は徳川勢勝利で幕を下ろした。一方、黒田長政らを打ち破った真田・加藤勢は九州、西国を統一したが次の一手をあぐねていた。そこに“昌幸死す”の報せと、幸村宛ての……続きを見る

真田昌幸の計略により加藤清正と家康は、ついに激突。家康は十七万の大軍で大坂城攻めを決行。後藤又兵衛らの奮戦で持ちこたえていた大坂方だが、家康の謀略である講和への対応で分裂し、又兵衛は城を去る。かくし……続きを見る

慶長3年。豊臣秀頼が急死。混迷する跡目争いのなか跡継ぎに決まったのは、北の政所の兄、木下家定の養子、木下勝俊だった。若き聡明な勝俊が、真田信繁らとともに、徳川の天下簒奪から豊臣家を守るために立ち上が……続きを見る

狂気に取り込まれ、他人を信じず、大虐殺を繰り返す織田信長。平和な世を願う吉田兼和と前田慶次郎は、明智光秀を巻き込み信長を討つ策を巡らせる。白羽の矢が立ったのは、三木城攻めで城方全員を助命し、信長の大……続きを見る