平山周吉 - 電子書籍 1

「晩春」「麦秋」「東京物語」ーー世界に誇る傑作群には、盟友への鎮魂歌がいつも静かに流れていた。鶏頭、麦畑、未亡人、粉雪、京都東山、龍安寺、そして壺……。激動の戦後史の中で、名匠は画面のディテールに秘め……続きを見る

「日本という国はなくなってしまうかも知れない」ーー「平成」の虚妄を予言し、現代文明を根底から疑った批評家の光と影。二十二歳の時、「夏目漱石論」でデビューして以来ほぼ半世紀、『成熟と喪失』『海は甦える……続きを見る

「よもの海みなはらからと思ふ世に……」、それは本来言葉を発してはいけない天皇が、戦争を避けるためにあえて読み上げた御製であった。しかしその意思とはうらはらに、軍部強硬派による開戦の口実に利用され、さら……続きを見る

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●東亜新秩序か……続きを見る

「二キ三スケ」（東条英機、星野直樹、松岡洋右、岸信介、鮎川義介）だけで満洲は語れない。「一ヒコ一サク」(甘粕正彦、河本大作)が隠然たる影響力を行使する、 再チャレンジ、前歴ロンダリングも許される自由の……続きを見る

昭和の戦争「太平洋戦争」はなぜ起きたのか。この昭和史最大の謎と顛末を考えるためにはどんな本を読んだらいいのか。論点を考え、整理してゆこう。新しい論者の指摘はどんなものか。新しい研究、古くとも参考にな……続きを見る