泉井小太郎 - 電子書籍 1

ある明け方に、バド・パウエルのピアノを聴いていて、とても昂揚したことがあります。 深い演奏に導かれて、イマジネーションの彼方へ遠出したような感覚です。 ハイな精神状態はしばらく続き、一編の詩と、一連の……続きを見る

何に駆られて／彷徨い出たか ・・・・・・・・・・・・ どこ？／なに？／なぜ？ 童子みたいに／歌うて問うた 七枚の絵と、七篇の詩による、珠玉の詩画集です。 放浪、吟遊、漂泊の精神と、そのインプロヴィゼーシ……続きを見る

東日本大震災一週間後に訪ねた羅漢寺。その日は合掌する羅漢の、それぞれの合わせた手が胸を打ってきました。一人一人合掌が違います。何が祈られているのか、願われているのか分かりません。ただひたすらな合掌が……続きを見る

町から町へ、村から村へ、サックスを吹きながら旅をする吟遊詩人。 よごれた帽子。 よれよれのレインコート。 古びた靴。 『花が咲いているよ』 こどもがサックスマンの楽器からのぞいている花を見つけます。 手品……続きを見る

音楽と詩と絵と陶像。 男も女もイマジネーションも、虹の彼方へ、月へと向かう。 ３枚の絵、４人の像、７つの楽曲による詩篇。男女の物語。 Over the rainbow 　雨男 　虹男 　夢男 Alone together 　煙が目にしみ……続きを見る

一僧眠って林檎と化したか、 林檎頓悟して僧となったか。 ある日、やってきた一顆のりんご。青森から送られて来たりっぱな象鼻果。見様によっては鳥にも人にも思えて、楽しく騒いでいるうちに、柄が取れてしまいま……続きを見る

星の子シリビリビンの絵本です。 新月から満月まで、十五日間の音楽会。 一日一人ずつシリビリビンが増えてきます。 ソロからオーケストラまで、 それぞれの月に合ったシンプルな言葉と絵。 この音のない音楽絵本……続きを見る

　　ところで天狗は、／鳥なのか？／人なのか？ 　　それともただの、／天狗なのか？ 山の洞で、拾って来た雀のヒナを育てる孤独な天狗の物語。 むかしは飛ぶのも上手で、鼻相もなかなか。それが今は悶々……。 詩的……続きを見る

富士写ヶ岳という美しい山があります。石川県加賀市山中町、標高942m。 シャクナゲの群落とブナの森で知られています。 この森にほがらかな一本のブナの木が立っています。 静かな森に、ときおり転がるヴィブラフ……続きを見る

不遇な三人のジャズ・ピアニストに寄せる思いを綴った詩的記録。 バップの清楚な一輪の花、ユタ・ヒップ。 暖かくメローな陰影の、ドド・マーマローサ。 天性の抒情と遊び心の、ディック・ツワージク。 一人はあま……続きを見る

旅する人々、ふうらかん（風羅漢）。 野焼きや薪窯で生まれた陶像を、自然の風景の中に置いてみました。 風や草が、生きることの本然を教えてくれます。 宇宙茫々、いま、ここ、そこ。 こころはいつも歌いたがって……続きを見る

前世紀最後の詩作を、新世紀初頭に発表した、デジタル時代幕開けの電子詩集。 オリジナルはT-Time Publisherというソフトで製作されたTTZフォーマット。 「一篇の詩に、推敲に推敲を重ねて／数十枚数百枚の原稿用……続きを見る

羅漢寺に行く。 謎が立っている。 不明が 不詳が 不思議が ずらりと立っている。 謎の石仏として、全国に愛好者も多い北条石仏。その傍らで少年時代を過ごした著者が長年の想いを初めて言葉にした一書。写真26枚、……続きを見る