津田幸子 - 電子書籍 1

昭和産業株式会社の朝礼では、社長の権藤義一が「何か言いたいことのある者はいるか」と威圧しても、誰も何も言わないのがいつもの光景……だが、その日は違った。「僕から言うことがあります。本日で退社させていた……続きを見る

部長さえ頭が上がらないお局様の高部知子。その知子に、バイトから正社員になった仲野潤から結婚申し込みが……。不器用だが一途な愛を描く「プロポーズは早急に」。高校時代に書いたラブレターを捨てられずにいる岸……続きを見る

「以前の、なんでも自分で決めて、決めたことを譲らない母とは違うけれど、とにかく死なないで家に帰ってきてくれた。今はそれだけでいい。私は母が以前の席に座っているのを見て、涙が出そうになった」。脳梗塞で……続きを見る

OLの奈津美と真由は給料日恒例の飲み会の夜、職場の上司である戸川課長補佐と加能玲子主任を見かけ、そのただならぬ様子にあとをつける。ふたりがたどりついたのは玲子の家の前。突然の告白をする戸川、それを拒む……続きを見る

「たいへんたいへん！ きいてきいてきいて！」東亜商事営業部の水城初音が慌てた様子で飛び込んできた。「まーた、たいへんたいへんって。初音のたいへんは、いっつも大したことないんだから」「殿岡部長がクビだ……続きを見る