白洲梓 - 電子書籍 1

同盟を結んだ異民族クルムの軍勢を従え、ついに瑞燕国に帰還した雪媛。神力で朔辰軍の侵攻を退けたという噂は都にも届き、民衆は神女の加護に沸いていた。皇帝の証である玉璽を持つ碧成を捕らえた環王は、雪媛に使……続きを見る

瑞燕国幼帝の摂政となった雪媛は、臣下の薛雀熙から青嘉を伴侶とするのかと問われて肯定したが、「私は反対です」と告げる雀熙。皇帝の側に強大な権力を持つ者が侍ることは、必ずや国の分断と反乱を招く。それを防……続きを見る

雪媛一行はシディヴァの領地を目指し、船で川を遡る。しかしシディヴァとタルカンの戦が始まったことで厳しい検問が行われていたため、陸路を行くことにする。戦場に近づくにつれ傷を負った兵士らに剣を向けられる……続きを見る

15歳の秋につらい失恋をして以来、貴婦人とかりそめの愛をはぐくんだり、賭けで借金を作って勘当されたりという生活を送っていたシリルは子爵家の三男で23歳。「王都一の色男」と噂されているが、そろそろ将来の身……続きを見る

放浪していた青嘉（せいか）は、芳明（ほうめい）の導きで再び雪媛（せつえん）の元へ足を運ぶが、刺客に襲われた雪媛は「玉瑛（ぎょくえい）を頼む」と言い残し、絶命する…。約50年後、将軍になっていた青嘉は、……続きを見る

皇帝・碧成との間に唯一子をなし、後宮で威勢を誇った寵姫・芙蓉に皇后暗殺の濡れ衣を着せ、追い落とした雪媛。しかし芙蓉は、幼い頃から自らに慕い付き従う潼雲を使い、雪媛を陥れようと画策し始めた。潼雲が雪媛……続きを見る

京の策略により、雪媛は遊牧民族の長オチルのもとに連行された。雪媛に興味をしめし夜伽をさせようとするオチルだったが、復讐に燃える京は雪媛を瑞燕国との交渉材料にすべきと進言し、その交渉の場までの同行を申……続きを見る

芙蓉が身籠った子が次代の皇帝となる皇子であると知る雪媛は、その子が生まれる前に亡き者にするべきか迷いを感じていた。そんな中、珠麗が芙蓉の世話係として皇宮へと上がることに。一方、幼い頃に芙蓉の父の陰謀……続きを見る

反乱軍の乱入により混乱を極めた瑞燕国皇宮から昏睡状態の雪媛を救出した青嘉は、追手を振り切り北の国境を越えたが、寒さと飢え、そして負傷により倒れてしまう。そこは瑞燕国と敵対する遊牧民クルムの集落だった……続きを見る

雪媛（せつえん）が殺された未来で将軍になっていた青嘉（せいか）は、玉瑛（ぎょくえい）を見つけて助けようとするが救えず、自身も胸を貫かれる。意識が遠のき…目が覚めたとき、青嘉がいたのは雪媛が殺される直……続きを見る

女帝になるという野望を明かした雪媛（せつえん）。けれど青嘉（せいか）はそんな雪媛を、「過去も未来も忘れて、遠くへ逃げませんか」と抱きしめてーー。 続きを見る

雪媛が貴妃として皇宮に入ってから半年、皇帝・碧成は体調を崩しがちになっていた。実は雪媛が碧成を殺そうと毒を盛っているのだが、碧成は飲むと一時的に体調が上向くことから雪媛が煎じる薬を飲み続け、神女とし……続きを見る

無事に純霞（じゅんか）と葉永祥（ようえいしょう）の旅立ちを見送った雪媛（せつえん）。自ら飲んだ毒から癒えきらぬ雪媛だが次なる野望への策略をめぐらせ…？　中華逆行転生譚、第二幕ここに完結!! 続きを見る

皇帝の子を流産し、芙蓉は失意と絶望の中にいた。そんな中で執り行われた雪媛の立后式は、芙蓉の父親・護堅の乱入によって中断される。彼は雪媛が毒を盛り流産させたのだと碧成へと直訴したのだ。雪媛の侍女・芳明……続きを見る

皇帝の寵姫・柳雪媛（りゅうせつえん）が仕掛けた信用テストをパスした青嘉（せいか）。「お前はそばに置いておく」という雪媛だが…？ 続きを見る

自分が迫害される原因を作った約五十年前の寵姫・柳雪媛（りゅうせつえん）に転生した奴隷の娘・玉瑛（ぎょくえい）。一方、武勲を求める若者・王青嘉（おうせいか）は、突然雪媛の護衛として召し抱えられることに……続きを見る

皇帝に寵愛される美姫・柳雪媛（りゅうせつえん）へと転生した奴隷の娘・玉瑛（ぎょくえい）は、自分の運命を変えようとしていた。一方青嘉（せいか）は、雪媛が皇太子に抱きしめられているところを目撃して…!? 続きを見る

瑞燕国で最下層とされる尹族の少女・玉瑛は、皇帝の「尹族国外追放」の勅命により、下女として働いていた貴族の屋敷を追われた。山中を彷徨う玉瑛は追いついた騎兵に斬られ、尹族差別の元凶となった皇帝の側室・柳……続きを見る

【2015年度ノベル大賞受賞作】ルクレツィアは、15歳でアウガルテン王国の皇太子妃となった。しかし皇太子シメオンは一度も彼女の部屋を訪れることはなく、後日、シメオンがマリーという下働きの娘を愛していると判……続きを見る

迫害される民の娘・玉瑛（ぎょくえい）は、酷い扱いを受けながらも懸命に毎日を生きていた。そこへ、突然の追放命令が下される。どうにか逃げようとする玉瑛だが…。不遇の運命を変えろ！　中華逆行転生譚、ここに……続きを見る

悲しき運命を背負い皇帝に嫁いだふたりの女性、雪媛（せつえん）と純霞（じゅんか）が出会いーー!?　惡女の悲願を阻むのもまた、惡女。中華逆行転生譚、第二幕ここに開幕!! 続きを見る

雪媛（せつえん）が毒を盛ったのでは…という嫌疑は晴れず、一層強くなる一方。ほとぼりを冷ますべく皇宮の外へ出て身を清めることにした雪媛たちは…!? 続きを見る

雪媛に命じられ、火事になったという雪媛の生家を訪れた青嘉。しかし残っていたのは焼け落ちた残骸のみで、雪媛の母・秋海と丹子の生死も行方も分からない。青嘉は秋海がどこかへ逃げ延びたと信じ探し始めるが…？……続きを見る

皇宮の外へ出た旅の途中、賊に襲われ雪媛（せつえん）が川の流れる谷底に落ちてしまう。決死の捜索の末、雪媛を発見した青嘉（せいか）だったが狼に襲われたうえ、雪媛は自分のことが分からず…!? 続きを見る

流行病にかかり高熱に苦しみ何日も意識が戻らなかった十七歳の雪媛は、奇跡的に回復した。だが母親たちが話しかけても、怯えたような不可解な表情を浮かべるだけだった。そして最初に発した言葉は、「あなたは、柳……続きを見る

後宮内で雪媛（せつえん）に会った後に病で倒れる者が続出。雪媛が毒を盛ったのでは…と嫌疑が強まるが、そんな空気を一掃すべく皇帝の提案で邪気払いを催すことになり…？ 続きを見る

雪媛（せつえん）が貴妃として皇宮に入ってから半年、皇帝・碧成（へきせい）は体調を崩しがちになっていた。実は雪媛が碧成を殺そうと毒を盛っていて…？ 続きを見る

雪媛（せつえん）が罪なき赤子の殺害を指示したと気づいた青嘉（せいか）は雪媛を問い詰めるが、逆に「お前はいつか私を殺すだろう」と予言を受けてしまう。さらに雪媛は、都を揺るがす大予言を発表してーー!? 続きを見る

北方の遊牧民クルムの左賢王・シディヴァが支配する地で穏やかな時を過ごす雪媛と青嘉。だが雪媛の知っている歴史でのシディヴァの死期が近付いていた。正確な死因はわからないために雪媛が警戒する中、シディヴァ……続きを見る

火山の噴火の予言を見事的中させた雪媛（せつえん）。さらに、それに乗じて、転生前の自分を凌辱することになる赤子を殺害するが、理由を知らない青嘉（せいか）は反発し、護衛を辞めることに。ふたりは袂を分かち……続きを見る