遙士伸 - 電子書籍 1

総統選挙をきっかけに動揺する台湾に、中国が軍事介入を宣言、軍を台湾周辺に展開させた。日本の国連工作は不発に終わり、輸入が途絶えて物価は急騰、日本経済は麻痺してしまう。 核EMP攻撃で機先を制した中国軍は……続きを見る

中韓に対する戦力の誇示と、武力侵攻の抑止効果を狙い、日本は陸海空自衛隊による大規模な合同演習を硫黄島で行なっていた。 だがそこで、実験運用された新型核兵器の炸裂が、予想だにしない驚愕の事態を招く。な……続きを見る

二〇世紀半ば、複雑な国際情勢下で、日本の地位と繁栄は脅かされていた。国の安全を確保しようともがけばもがくほど、平和と安定が蝕まれていく矛盾。 その中で男たちは一隻の戦艦に国の未来を託そうと考えた。そ……続きを見る

太平洋波高し。豪州を脱落させて優位に立ったのも束の間、米英軍の熾烈な反撃が始まった。アメリカ軍はウェークを奪回し、伸びきった日本軍の補給線を脅かす。 一方、インド洋には再編されたイギリス東洋艦隊が姿……続きを見る

演習中の新型核兵器実験により、70年前の日本に時空移動してしまった陸海空自衛隊。そこは、第二次大戦に勝利した日本が、世界唯一の超大国として君臨する異世界であった。 自衛隊員たちは、日本VS全世界という未……続きを見る

マーシャル沖での決戦で勝利を得られなかった日本海軍は、切り札となる戦艦『大和』の戦力化を急いだ。 欧州戦線が膠着するなか、日本軍が目指したのは米豪遮断によるオーストラリアの脱落だった。FS作戦が発動さ……続きを見る

山本政権発足!日本VS全世界という未曾有の第三次世界大戦のなか、憂国の山本五十六海軍大将を中心とするグループは欧州諸国との電撃停戦を手土産に、無血クーデターに成功する。だが、ハルゼーを中心とするアメリ……続きを見る

Ｆ６Ｆ、Ｆ４Ｕと相次ぐ敵新型機の前に、零戦の無敵神話は崩壊し、日本海軍最大の拠点トラック基地は壊滅した。 次にアメリカ軍が狙うのはマリアナだったが、疲弊した連合艦隊にそれを阻む術はない。 マリアナを飛……続きを見る

2018年7月、近隣諸国の外圧の高まりを受けて、日本は陸海空三自衛隊による大規模な合同演習を硫黄島で行なった。中韓に対して、戦力の誇示とそれによる武力侵攻の抑止効果を狙ったのである。だが、そこで実験運用……続きを見る

ついに米中間に戦術核戦争が勃発──!　日本は深刻な放射能汚染を受ける。 さらに、時を同じくして起こった巨大隕石の接近という危機に米中戦争はひとまず停戦となったものの、核ミサイル攻撃で粉砕された隕石の破片……続きを見る

日本側についた仏伊艦隊の活躍によって米艦隊は後退し、真珠湾には一時的に太平洋方面の敵戦力が集中した。 そこを新造した大型空母「信濃」を中心とする第一航空艦隊が強襲。世界初の空母機動部隊による攻撃が始……続きを見る

天変地異によって近海に現れた次元の門を通じ、歴史改変を目的として自衛隊を太平洋戦争に送り込んだ日本。 レイテ決戦に大勝し、マリアナ奪回を目指して再出撃するが、そこに待ち受けていたのは、米軍21世紀の兵……続きを見る

対米国力差から真に日本のことを考えるならば、大和型戦艦の建造計画は絶対に葬らねばならない！ 日本海軍リベラル派は、避けられぬ対米戦へ向け、大胆な航空主兵主義を打ち出した。 その中心は、零戦および超零戦……続きを見る

令和も十年以上が過ぎたころ、世界は大きく変貌していた。アメリカの財政難と米中緊張緩和は在日米軍の段階的縮小を招き、ついに日米同盟は解消された。日本は新たな国家像を模索していくなか、東アジアが激震する……続きを見る

クーデターで台湾に誕生した中華連邦は、その存在を確固とすべく、積極防衛と称して南シナ海やフィリピン北部へ侵攻した。中国製主力兵器の前に、フィリピン軍とベトナム軍は一蹴され、先島諸島にも危機が迫る。し……続きを見る

戦後65年を経て、日本列島に大異変が起きた。東日本は2010年の現代に、西日本は1945年の大戦中に分裂したのだ。航空自衛隊のパイロットたちが目にしたのは巨艦に群がるレシプロ機、なんとそれは沖縄に特攻出撃した……続きを見る

地球プレートのいたずらによって日本列島が断裂し、東日本は2010年の現代のまま、西日本は1945年の太平洋戦争末期の戦乱の中に飛ばされた。そこで遭遇したのは、アメリカ軍の猛攻にもはや壊滅状態に瀕している帝国……続きを見る

時空の異変により、日本列島は分断され、西日本は1945年、太平洋戦争末期の戦乱の中に飛ばされた。取り残された2010年の日本では、日中間の緊張が限界に達し、東シナ海で中国東海艦隊と海上自衛隊第一護衛隊群が激……続きを見る

演習中の新型核兵器実験により、70年前の日本に時空移動してしまった陸海空自衛隊。そこは、第二次大戦に勝利した日本が、世界唯一の超大国として君臨する異世界であった。自衛隊員たちはそこで、ある者は過去に迎……続きを見る

海自の八八艦隊と空自のF-35B艦載機隊によって、日本は中華連邦の東京空襲を防いだ。しかし混沌とする台湾をめぐり、米中が動きを見せる。台湾上陸作戦だった。核戦争や第三次世界大戦にもつながりかねない米中対……続きを見る

一九四三年一一月、日本海軍は英国上陸を目論むドイツ支援のため、戦艦「大和」を旗艦とする第一艦隊をドーバー海峡に派遣、イギリス本国艦隊を打ち破り、勝利する。だがその一方、再建なった米太平洋艦隊は、日本……続きを見る

戦艦『武蔵』建造中止！──アメリカとの開戦が不可避となりつつある中、衝撃的な決定が海軍内を駆け巡った。日本は戦略方針を一大転換し、世界の常識だった大艦巨砲主義の殻を脱ぎすて、新戦力たる航空主兵主義を纏……続きを見る

時空軸のうねりに巻きこまれて連合艦隊の雄、戦艦『大和』は近未来の2007年に勃発した第二次太平洋戦争に、海上自衛隊のイージス艦『こんごう』は1940年代の太平洋戦争の真っ只中にと、両艦は交差する如くタイムス……続きを見る

連合艦隊の雄、戦艦『大和』と、海上自衛隊のイージス護衛艦『こんごう』が、時空軸のうねりに巻きこまれて、それぞれ60年あまりをへだてた別世界にタイムスリップしてしまった。我々の知っている世界史とは、まっ……続きを見る

ナチスの猛攻に晒される中、同胞護衛艦隊群の裏切りにも遭い、旧日本軍および自衛隊は窮地に立たされた。だが日本は、独裁統治の拡大を阻止すべく、自由アメリカ軍、自由イギリス軍と共闘し、反攻への糸口を見いだ……続きを見る

2022年、太平洋上に突如として現れた低気圧は、異常な発達を続け、“大気圏内ブラックホール”とも呼ぶべき超大型台風と化した。未曽有宇の被害が予想される中、日本上陸が刻々と迫る。そのとき「異変」は起こった。……続きを見る

対馬沖での艦隊決戦と、ソ連の重要拠点であるウラジオストック急襲を経て、南日本軍と超機密自衛隊ことEGSDF(自衛隊試験評価群)は、いよいよ北日本軍に制圧されていた北海道全域の奪還に迫った。分断された日本を……続きを見る

一九四七年八月十五日、米英仏三国による空海合同演習が沖縄近海にて行なわれるという情報をつかんだ真・日本艦隊は、戦艦『武蔵』、空母『あかぎ』ら全艦隊を出動させ、乾坤一擲の復讐戦に挑んだ。『武蔵』の巨砲……続きを見る

2020年、同時多発テロに震撼する日本に対し、さらなる脅威が牙を剥く。めざましい経済発展を遂げた大国ロシアによる外圧である。ロシアは、超大国復権への手始めとして、北方四島の完全領有宣言を発し、サハリンで……続きを見る

ステルス戦闘機Fー3、一〇式戦車、一五式機動戦闘車などの最新鋭兵器を擁するEGSDF(自衛隊試験評価群)は、超科学的現象により、1944年の日本に時空移動してしまう。そこは、第二次大戦の敗北により、日本が南北に……続きを見る