坂口 - 小説・エッセイ 2

無頼派の旗手として、純文学から歴史小説、推理小説、随筆まで多彩で精力的な執筆活動を行い、戦後日本文学を代表する存在となった坂口安吾。『夜長姫と耳男』を収録。 続きを見る

岡本は谷村夫妻の絵の先生。生活に困窮する岡本はたびたび金の無心をしていた。ある日谷村に罵られ、谷村の妻・素子の肉体に惹かれていく。素子の夢とは？自分の知り得ぬ素子の心、いったい何を思い夢みているのか……続きを見る

昭和21年4月に発表された「堕落論」によって、坂口安吾は一躍時代の寵児となった。処世術などクソ食らえ。自分にとって恥しくない内なる自己。他者などではない、この〈自己〉こそが一切の基準だ。それと戦い続け……続きを見る

飛騨の名工の耳男と無邪気だが残酷な夜長姫の物語。 三年かけて夜長姫の護身仏を彫るが、それは蛇の生き血を振りかけ、死骸を天井から吊した中で彫られた恐ろしいモノだった。坂口安吾の傑作。読みやすくするため……続きを見る

・坂口安吾が描く日本史重要人物たちの軌跡『安吾史譚』、他２作品を一冊にまとめて収録。 ・読みやすさを重視し、リンク付の目次を採用。 収録内容 安吾史譚 落語・教祖列伝 我が人生観 著者について 坂口 安吾（……続きを見る

「鬱の坂口恭平は別人なので、油断大敵なのである。でも、彼は彼なりに大変な目に遭っているわけだし、感謝しなくてはならない」。深い溝にもぐるような鬱の時期。しかし著者はそこでさまざまな煌めくアイデアを拾……続きを見る

【創造と表現の源泉へ。こころの扉をひらく、とは】 建築、文学、美術、音楽、領域を超えて幅広い活動を展開する 坂口恭平のこれまで語られなかった考え方と方法論を解く、 実践的講義録。 本書は2023年2月に5回に……続きを見る

白痴の女と火炎の中をのがれ、「生きるための、明日の希望がないから」女を捨てていくはりあいもなく、ただ今朝も太陽の光がそそぐだろうかと考える。戦後の混乱と頽廃の世相にさまよう人々の心に強く訴えかけた表……続きを見る

天下取りに王手をかけようとする壮年期の信長と松永弾正、斎藤道三の３悪党。特に、信長と松永弾正との間の奇妙な友情ともいうべき関係には、なれあいがなく、理屈ではない男の意気が漂う。一度ではなく、何度も読……続きを見る

桜の森の満開の下は怖ろしい。妖しいほどに美しい残酷な女は掻き消えて花びらとなり、冷たい虚空がはりつめているばかり──。女性とは何者か。肉体と魂。男と女。安吾にとってそれを問い続けることは自分を見つめる……続きを見る

・坂口安吾著『安吾巷談』１２巻、『安吾人生案内』８巻計２０巻を完全収録。 ・読みやすさを重視し、リンク付の目次を導入。 著者について 坂口 安吾（さかぐち あんご、1906年（明治39年）10月20日 - 1955年（昭……続きを見る

単に、人生を描くためなら、地球に表紙をかぶせるのが一番正しいーー誰もが無頼派と呼んで怪しまぬ安吾は、誰よりも冷徹に時代をねめつけ、誰よりも自由に歴史を嗤い、そして誰よりも言葉について文学について疑い……続きを見る

[文字遣い種別]新字旧仮名[底本]坂口安吾全集　03[出版社]筑摩書房[初版発行日]1999（平成11）年3月20日 続きを見る

[文字遣い種別]新字新仮名[底本]坂口安吾全集　12[出版社]筑摩書房[初版発行日]1999（平成11）年1月20日 続きを見る

「桜の森の満開の下」[文字遣い種別]新字新仮名[底本]坂口安吾全集５[出版社]ちくま文庫、筑摩書房[初版発行日]1990（平成2）年4月24日 続きを見る

[文字遣い種別]新字旧仮名[底本]坂口安吾全集　01[出版社]筑摩書房[初版発行日]1999（平成11）年5月20日 続きを見る

「明治開化　安吾捕物」は、以下から構成されています。（雷太）　「読者への口上」　「その一　舞踏会殺人事件」　「その二　密室大犯罪」　「その三　魔教の怪」　「その四　ああ無情」　「その五　万引家族」　……続きを見る

[文字遣い種別]新字新仮名[底本]坂口安吾全集　06[出版社]筑摩書房[初版発行日]1998（平成10）年5月22日 続きを見る

黒田官兵衛の晩年の物語。秀吉の小田原攻めに際して徳川家康と初めて顔を合わせる。秀吉は如水の策略を怖れ、故意に冷遇する。秀吉が最も怖れたのは家康だが、その次は黒田如水だった。 坂口安吾の見方による秀吉……続きを見る

「明治開化　安吾捕物」は、以下から構成されています。（雷太）　「読者への口上」　「その一　舞踏会殺人事件」　「その二　密室大犯罪」　「その三　魔教の怪」　「その四　ああ無情」　「その五　万引家族」　……続きを見る

[文字遣い種別]新字新仮名[底本]坂口安吾全集　07[出版社]筑摩書房[初版発行日]1998（平成10）年8月20日 続きを見る

「風博士」[文字遣い種別]新字新仮名[底本]坂口安吾全集１[出版社]ちくま文庫、筑摩書房[初版発行日]1989（平成元）年12月4日 続きを見る

[文字遣い種別]新字旧仮名[底本]坂口安吾全集　04[出版社]筑摩書房[初版発行日]1998（平成10）年5月22日 続きを見る

「明治開化　安吾捕物」は、以下から構成されています。（雷太）　「読者への口上」　「その一　舞踏会殺人事件」　「その二　密室大犯罪」　「その三　魔教の怪」　「その四　ああ無情」　「その五　万引家族」　……続きを見る

「明治開化　安吾捕物」は、以下から構成されています。（雷太）　「読者への口上」　「その一　舞踏会殺人事件」　「その二　密室大犯罪」　「その三　魔教の怪」　「その四　ああ無情」　「その五　万引家族」　……続きを見る

[文字遣い種別]新字旧仮名[底本]坂口安吾全集　03[出版社]筑摩書房[初版発行日]1999（平成11）年3月20日 続きを見る

[文字遣い種別]新字新仮名[底本]坂口安吾選集　第八巻小説8[出版社]講談社[初版発行日]1982（昭和57）年11月12日 続きを見る

無頼派の旗手として、純文学から歴史小説、推理小説、随筆まで多彩で精力的な執筆活動を行い、戦後日本文学を代表する存在となった坂口安吾。代表作『堕落論』を収録。 続きを見る

『土佐日記（全）』平安時代の大歌人紀貫之が、任国土佐から京へと戻る旅を、侍女になりすまし仮名文字で綴った紀行文学の名作。天候不順や海賊、亡くした娘への想いなどが、船旅の一行の姿とともに生き生きとよみ……続きを見る

『堕落論』で有名な坂口安吾だが、彼の作風の神髄は、戦国小説においてこそ発揮されている。本書は、無頼の生涯を送った奇才・坂口安吾が戦中・戦後に著した、戦国時代を舞台にした四編（「梟雄」「決戦川中島 上……続きを見る