著者:石井 美保, 岩谷 彩子, 金谷 美和, 河西 瑛里子
出版社: ナカニシヤ出版
ISBN: 9784779516443
発売日: 2022年03月25日頃
他者やものとの触れ合いと結びつき、愛着と相互侵犯。その経験を通して、私たちの日常感覚はときに異化され、解放される。身体の物理的な境界を超えた、世界への感応と共振を描き出す官能の人類学。
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著者:デヴィッド・グレーバー, 高祖岩三郎
出版社: 以文社
ISBN: 9784753102518
発売日: 2006年11月
アナーキズム&人類学、この魅惑的な結合から編み出される、よりよき世界を創るためのさまざまな術。真に変化しているものとは一体なにか?大いなる思考実験。
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著者:前川 啓治, 箭内 匡, 深川 宏樹, 浜田 明範, 里見 龍樹, 木村 周平
出版社: 新曜社
ISBN: 9784788515826
発売日: 2018年06月12日頃
新時代の思考・実践の見取り図。『文化を書く』の批判、グローバル化による「未開」の消失などを乗り越えて甦る新世紀の文化人類学。そのパラダイムシフトの認識=存在地図を、超越論的、不可量部分、生成変化、存在、レジリエンス、ANT、災害、開発、リスクなどの新鮮なキーワードで描出する。
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著者:藤田結子, 北村文
出版社: 新曜社
ISBN: 9784788513280
発売日: 2013年03月07日頃
『文化を書く』以来、エスノグラフィーは一変した。多くの新しい考え方、方法論が次々現われた。世界的標準となりつつある多様なアプローチを解説し、従来公けにするのがためらわれた「現場で出会う種々の問題」をも明らかにする。フィールドワークをする人のための新たな必携書。
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著者:松原 正毅
出版社: 岩波書店
ISBN: 9784000254311
発売日: 2021年08月10日頃
遊牧民と共に暮らし生きる。だからこそ見えてきた遊牧文化の歴史と現代、未来。世界的にも例のないフィールドワークと考察の集大成。
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著者:ルース・ベネディクト, 長谷川 松治
出版社: 講談社
ISBN: 9784061597082
発売日: 2005年05月
第二次大戦中の米国戦時情報局による日本研究をもとに執筆され、後の日本人論の源流となった不朽の書。日本人の行動や文化の分析からその背後にある独特な思考や気質を解明、日本人特有の複雑な性格と特徴を鮮やかに浮き彫りにする。“菊の優美と刀の殺伐”に象徴される日本文化の型を探り当て、その本質を批判的かつ深く洞……
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著者:河合 香吏
出版社: 京都大学学術出版会
ISBN: 9784814003853
発売日: 2022年01月31日頃
単独になりがちなオランウータン、努力して群れるゴリラ、離合集散するチンパンジー、いくつもの集団を生きるヒト。隣人への想像力が、いかに秩序を形づくるか?霊長類とヒトの比較から、「ともに生きること」の諸相に迫る。
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著者:古川不可知
出版社: 春風社
ISBN: 9784861109126
発売日: 2024年03月29日頃
著者:萱野 茂
出版社: 筑摩書房
ISBN: 9784480098139
発売日: 2017年08月07日頃
アイヌ文化とはなにか、彼らはどのようなくらしを営み、どんな世界観をもっていたのか。本書では、史上初のアイヌ出身国会議員であり、その文化の保存・継承に長年尽力してきた著者が、みずからが生まれ育った二風谷(にぶたに)の四季の生活を振りかえりながら、その模様をやさしく紹介していく。食文化、住まい、儀礼、……
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著者:ポーラ・アンダーウッド, 星川淳
出版社: 翔泳社
ISBN: 9784881356074
発売日: 1998年05月
人類ははるか一万年前、ベーリング陸橋を越え、アジアから北米へ渡った。イロコイ族の血をひく女性が未来の世代へ贈る、一万年間語り継がれたモンゴロイドの大いなる旅路。
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著者:クロード・レヴィ・ストロース, 大橋保夫
出版社: みすず書房
ISBN: 9784622074304
発売日: 2008年11月
1977年、レヴィ=ストロースは、国際交流基金の招きにより初めて来日し、6週間滞在した。本書は、滞日中に行った講演、対話をすべて収録し、非公開のシンポジウムの記録を加える。民族学がはらむ問題を語った「民族学者の責任」ほか、「構造主義」「神話論」という、構造主義人類学の方法論をわかりやすい言語で語る。
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著者:エドゥアルド・コーン, 奥野克巳, 近藤宏, 近藤祉秋, 二文字屋脩
出版社: 亜紀書房
ISBN: 9784750514628
発売日: 2016年01月08日頃
哲学、文学、言語学、環境学、生態学、生命論を縦横に接続し、独自の概念を駆使して語られる、来たるべき知。
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著者:細川 博昭
出版社: 春秋社
ISBN: 9784393424605
発売日: 2019年11月27日頃
古来、連綿と続いてきた鳥と人間の接点を独自の視点で見つめ、鳥の新たな一面を解き明かす。文化誌を通して鳥たちが教え、伝える、人間と鳥との関わりの歴史がここに。
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著者:大場千景
出版社: 清水弘文堂書房
ISBN: 9784879506139
発売日: 2014年01月
本書には、ボラナの人々のもつ歴史のツボを心得つつ収集したさまざまな歴史語りが登場してくる。巻末に資料として彼らの歴史語りそのものを付録した。
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著者:メアリ・ダグラス, 塚本利明
出版社: 筑摩書房
ISBN: 9784480091864
発売日: 2009年03月
多くの文化の祭式において、本来拒否されるべき不浄なるものが聖なる目的のために使われるのはなぜだろうか。フレーザーからサルトル、エリアーデにいたるまで多くの人類学的成果を吟味しながら、穢れを通して浮かび上がる、秩序と無秩序、生と死、形式と混沌の関係に鋭く迫る。穢れとは、秩序創出の副産物であると同時に……
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著者:ジェームズ.ジョージ・フレーザー, メアリー・ダグラス, サビーヌ・マコーマック, 吉岡 晶子
出版社: 講談社
ISBN: 9784062920483
発売日: 2011年05月
「死にゆく神」と「森の王」をめぐる探究はいよいよ佳境へ。古代ギリシアからケルト、中東、インド、南北アメリカなど、各地の自然崇拝と呪術を分析し、未開社会に残された信仰とタブーの実例から、人類の思考の起源へと遡る。その後の人文学と文芸に多くの示唆を与えた「民俗資料の宝庫」にして、数々の賞讃と批判をあび……
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著者:田村 光平
出版社: 森北出版
ISBN: 9784627062719
発売日: 2020年04月09日頃
文化もまた進化する。この見方をアナロジー以上のものにする、文化進化研究の数学的基盤とは。分野初の本格的入門書。
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著者:綾部恒雄, 桑山敬己
出版社: ミネルヴァ書房
ISBN: 9784623056965
発売日: 2010年02月
著者:石井美保
出版社: 青土社
ISBN: 9784791775057
発売日: 2022年11月21日頃
文化人類学者は、世界の隙間のさらに奥深くへー。ガーナの村の精霊、インドのトラ保護区、京都の借り暮らし、東北の津波跡、感染症と禁忌、ウクライナの国境、日本兵の面影と記憶…。人間性の彼方へ。ふるえながらめぐりながれ、この世に現れては過ぎ去っていくものたちにことばを与え、一回性と偶然性に満ちた人間の生の……
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著者:ジェームズ.ジョージ・フレーザー, メアリー・ダグラス, サビーヌ・マコーマック, 吉岡 晶子
出版社: 講談社
ISBN: 9784062920476
発売日: 2011年04月
イタリアのネミ村の祭司は、なぜ「聖なる樹」の枝を手にした者と戦い、殺される宿命にあったのか。この謎を解くべく、イギリスのフレーザーは四十年を費やして全十三巻の大著『金枝篇』を著した。世界各地の信仰と習俗を蒐集した民族学の必読書であり、難解さでも知られるこの書を、二人の人類学者が読みやすく編集した「……
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著者:国分 拓
出版社: 新潮社
ISBN: 9784101281919
発売日: 2013年10月29日頃
150日間、僕たちは深い森の中で、ひたすら耳を澄ましたー。広大なアマゾンで、今なお原初の暮らしを営むヤノマミ族。目が眩むほどの蝶が群れ、毒蛇が潜み、夜は漆黒の闇に包まれる森で、ともに暮らした著者が見たものは…。出産直後、母親たったひとりに委ねられる赤子の生死、死後は虫になるという死生観。人知を超え……
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著者:鈴木裕之
出版社: 世界思想社
ISBN: 9784790716457
発売日: 2015年01月
これは恋の物語であり、異文化交流の物語である。アフリカで、著者は彼の地の女性アイドル歌手と恋に落ちた。結婚式は、8日間にわたる壮麗なものだった。激しい異文化の渦に巻き込まれた著者が、自らを素材に語る体験的入門書。ラヴ・ロマンス風文化人類学入門。
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著者:ジェームズ・ジョージ・フレーザー, 吉川信
出版社: 筑摩書房
ISBN: 9784480087379
発売日: 2003年01月08日頃
「肘掛椅子の人類学」と断じ去るのは早計だ。ただならぬ博引旁証に怖じる必要もない。典型的な「世紀の書」、「本から出来上がった本」として、あるいはD・H・ロレンス、コンラッド、そして『地獄の黙示録』に霊感を与えた書物として本書を再読することには、今なお充分なアクチュアリティがあろう。ここには、呪術・タ……
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著者:古代ミステリー研究会
出版社: 彩図社
ISBN: 9784801305472
発売日: 2021年08月16日頃
スサノオのヤマタノオロチ退治は生贄の風習を表す?怒らせると世界に最大級の災厄をもたらすアマテラスヤマトタケルの非道な行いは復活を阻止する儀式?最高神の弟ツクヨミは政治抗争の結果、抹消された?神話の裏側を46の項目を通じて紹介。
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著者:湯浅 博雄
出版社: 講談社
ISBN: 9784065194393
発売日: 2020年06月11日頃
何かを贈ること、プレゼントすることー日常的に見られるそのふるまいには、人間の本質に関わる秘密が潜んでいる。なぜ人は自分のものを犠牲にしたり譲ったりするのか。そこに「見返り」を求める気持ちがあったとすれば、贈与は交換に変容し、その本質を喪失する。ならば、純粋な贈与などありうるのだろうか。アリストテレ……
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著者:ジェームズ・ジョージ・フレーザー, 吉川信
出版社: 筑摩書房
ISBN: 9784480087386
発売日: 2003年02月10日頃
著者は二つの問いを立てた。「第一に、なぜ祭司は前任者を殺さなければならないのか?そして第二、なぜ殺す前に、“黄金の枝”を折り取らなければならないのか?」森の聖なる王、樹木崇拝、王と祭司のタブー、王殺し、スケープゴート、外在魂…大きな迂回とおびただしい事例の枚挙を経て、探索行は謎の核心に迫る。答えはあ……
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著者:磯野真穂
出版社: 春秋社(千代田区)
ISBN: 9784393333365
発売日: 2015年01月30日頃
医療が語り得ぬもの。質的研究の実践、食体験準拠論の試み。4年間111時間に及ぶインタビューを通し、6人の「語り」のなかに食の本質を探る。
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著者:佐々木一澄
出版社: 二見書房
ISBN: 9784576182117
発売日: 2019年01月
古くから日本人が日々の幸せを祈ってきた、愛らしいもの243個。日本各地の郷土玩具・縁起物を紹介するイラストエッセイ。
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著者:マルタン・モネスティエ, 大塚宏子
出版社: 原書房
ISBN: 9784562051946
発売日: 2015年08月12日頃
戦い・復讐・裁き・儀礼、そして愛の場面で。人が人を食う歴史・実態・効用に迫る衝撃の書。未公開図版130点余。
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著者:奥野 克巳, 石倉 敏明
出版社: 以文社
ISBN: 9784753103447
発売日: 2018年02月16日頃
テロリズム、金融危機、気候変動に伴う環境破壊…地球規模の危機が迫る今、新たな知の在り方が求められている。人類の存在そのものが危ぶまれる現代の諸問題に対して、人文・社会科学にはいかなる応答が可能なのか。今日的課題に挑む、現代人類学の思想と実践を迫った50項目の「読む」キーワード集。
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