水崎野里子 - 電子書籍 2

本歌集は昭和五十九年から平成元年（昭和六十四年）まで歌誌「水門」に発表した作品を集めた。 ひろびろと大地はみどりに拡ごりて天を遮ぎる雲の群あり 勝浦の海は遥かにひろがれり沖に流るる遠き潮の目 【目次】 ……続きを見る

ゴヤの絵の前で ーー「一八〇八年五月二日」「一八〇八年五月三日」 日本でこの絵を知った ゴヤによって書かれた フランス軍によるスペイン市民銃殺の絵 シェイマス・ヒーニーの詩の中で言及されていた 彼は警察に……続きを見る

雑踏の中で 息子と出会う 人々が過ぎる 息子は去る 塾へ 母に背を向け 世界の中へ飛び出して行く 表題作他多数収録。 続きを見る

愛のブランコ あなたがいると 私は感じます この世に 愛なんかないと あなたがいないと 私は感じます この世に 愛があると 表題作他多数収録。 続きを見る

【目次】 鳴海英吉と演歌的叙情 「歌」の復権 追悼ーー木島始とその仕事 木島始編・野村修訳『ブレヒト詩集』について 口語会話体とライト・ポエムの可能性ーー木島始の翻訳言語について マイノリティとしての私の……続きを見る

【目次】 多元文化受容とポスト・モダニズム 「現代詩は」難解か 堀田孝一『匂う土』とボルヘス 韓国の詩と日本の詩 「抵抗する叙情」ーー尹東柱と日本の詩人 沖縄からのメッセージ 沖縄旅行の思い出ーー多元性と……続きを見る

【目次】 芸術としての戦争詩 日本初の完全英語版アンソロジー『戦争と平和詩集』ーー対訳方式から完全英語版詩集への道 核廃絶に向けて・内と外からの「ヒロシマ・ナガサキ」ーー高炯烈『長詩 リトルボーイ』と多……続きを見る

私はまず、ファンタジーなど自由詩の手法を短歌に持ち込んだり、破格を試みたりした（本書では第２部に収めてある）。また、「嫉妬」や「叫び」など、西欧的なテーマ（『オセロ』の嫉妬、ムンクの「叫び」）を、日……続きを見る

【収録作品】 今日は不思議な日 待つ 駅 祈り 広場 虹を渡ろう 難破船 追いかける シクラメンのかおり 古い服 他多数収録 続きを見る

【目次】 「間違いの喜劇」の系譜 スライの夢ーー「じゃじゃ馬馴らし」序幕劇再考 ジューリアとシルヴィアーー「ヴェローナの二紳士」における二人の女性 「恋の骨折り損」「真夏の夜の夢」における劇中劇 光るも……続きを見る

チベットの詩人、ホートサング・ジグメさんの自伝『青い空の下で』の掲載初出は、『柵』（志賀英夫様主宰、詩画工房）二〇〇四年四月号より二〇〇五年六月号までの連載であった。ほぼ一年間の連載であり、長い大作……続きを見る

【目次】 第一章 「惜しみなく愛は奪う」 ーー有島武郎の死と詩 第二章 内村鑑三との確執 ーー「背教者」か？ 「死を生きる者」か？ 第三章 札幌独立教会の独立性・教会性・無教会主義をめぐって ーー内村鑑三と有……続きを見る

【目次】 旅と詩とエッセイと 「利休鼠」と「赤い鳥」の色ーー北原白秋をめぐって 「風立ちぬ」ーー病と死と叙情と愛と結核文学として読む四季派とポール・ヴァレリー 記憶に残る短詩 ジャン・コクトー「耳」ーー……続きを見る

【目次】 １ 裏町の銭湯 坂 あばずれ亭主の女房がうたった あたしゃあんたに惚れ惚れ鏡 あたしゃお七 河童の話 少年少女漫画劇場 最後の祭 蘇った海 ーー船橋駅前・浅蜊売りのおばさん 千葉県・船橋駅前・路地の奥……続きを見る

【目次】 谷川俊太郎 丸本明子 なんば・みちこ 松本妙子 田井淑江 水崎野里子 他多数収録 続きを見る

【収録作家】 チェイス・ピアサス Chath PierSath レ・ファム・レ Le Pham Le シード・アメールディン Syed Ameeruddin 金光圭 Kwang-kyu Kim エルマ・Ｄ・フォティカーム Elma D. Photikarm モールス・ヤング Mau……続きを見る

【収録作家】 ローソン・フサオ・イナダ ジョイ・コガワ ジョアンヌ・ノブコ・ミヤモト ジャニス・ミリキタニ ジェラルディン・クダカ ギャレット・Ｋ・ホンゴー デイヴィッド・ムラ ロナルド・フイリップ・タナカ……続きを見る

【収録作家】 イーデス・シットウェル ロバート・フロスト Ｄ・Ｈ・ロレンス エドウィン・ミュア Ｔ・Ｓ・エリオット ロバート・グレイヴズ Ｗ・Ｈ・オーデン 他多数収録 続きを見る

【目次】 カトマンズヘの旅 インドにて・二〇〇九年 ガンジスにて シチリア島・イタリア ブッダガヤにて ペクチェにて 台湾にて グラスゴーにて 他多数収録 続きを見る

現代アイルランドで代表的な女性詩人、イーヴァン・ボーランドの詩集の翻訳です。（抜粋訳）。翻訳は水崎野里子。原書はアイルランドの歴史に触れていますが、現在の世界情勢とその中における日本人の役割にも通じ……続きを見る