西塔　鼎 - 電子書籍 1

　日常は少しずつ、ただ破滅へと進んでいく……。「連邦」と「帝政圏」の戦争。泥沼化した戦局を打破するため、「連邦」側はある禁忌に手を染めた。　生み出されたモノの名は、『聖女』。　短命という代償と引き換え……続きを見る

　少年兵レンカはその日、奇跡を見た。　それは、春にーー四月に降る雪。血みどろの最前線に降り、あらゆる敵を凍てつかせる雪。　その奇跡を起こした少女は、こう呼ばれていた。『氷棺（ひつぎ）の聖女』とーー。……続きを見る

　離屋クオン。財閥令嬢で北欧系のハーフ。そして11歳にして日本の高校に転入してきた飛び級才女。　彼女は、ある先輩に恋をした。　彼の名は不動玄鉄。文芸部所属で趣味は読書。だがバトル漫画の強キャラの如き強……続きを見る

医療。命あるものが健やかに生活するための、極めて重要な役割。それは、急に『人ならざる者』が現れて、人類と共同生活をはじめても、変わることはありませんでした。むしろ、医療という概念が希薄な彼らは、積極……続きを見る

私の名前は、ナニカ。この世界の自然の管理者たる『精霊』たちと対話し、ときに荒ぶる彼らを鎮めることを生業とする『星守り』の巫女です。……ただし、駆け出しですけど。精霊さまを蝕む奇病、『精霊病』に冒された……続きを見る

「さあーー戦争を、殺すわよ！」　戦車と魔術師が戦争の趨勢を決める時代。２大大国に挟まれる形で中立を維持する国家『スヴァイゼ』の姫君・イーリスは、秘密裏に私兵部隊を組織する。全ては、過去に起こった悲惨……続きを見る

　黒河スヴェトラーナは品行方正、成績優秀なスーパー委員長である。そして数年ぶりに再会した俺の幼馴染でもある。　だが、そんな一見完璧に見える黒河には“ある”秘密がーー。「たっくん、いる！　たぶんなんかい……続きを見る