宇宮有芽 - 電子書籍 1

「俺なんかのどこがいいわけ」 佳幸は新進気鋭の金属彫刻アーティスト。従兄弟の博光がパリで実業家のアルマンと恋に堕ちたのがきっかけで、アルマンの親友、ジャン・ミシェルから熱い秋波を送られているが、所詮……続きを見る

休暇で訪れたパリ。画家の祖父をもち、そのコレクションを収めた美術館を管理している博光は、ある伯爵邸のギャラリーで『水辺の花嫁』と題された絵に一目惚れした。この絵を手に入れたい…博光は持ち主の実業家、……続きを見る

日野観月は、家庭の事情で独身男子寮に入ることに。住みやすそうな寮に安心するが、その夜嫌な気配を感じる…。怯える日野を「気にしなければいい」と突き放したのは、寮の一番の出世株だという雰囲気のある男前、……続きを見る

突然、高平グループ総帥である祖父から後継者候補に指名された大学生の陽は、会長秘書である古市英典から特別教育を受けることになった。慇懃な態度を崩さない古市だが、その厳しさの裏にある優しさに気づき、強く……続きを見る

会いたいのか、会いたくないのか、分からない。 でも、ずっと消えない特別なひとー。全てだっ たフィギュアスケートと恋をやめて４年。昌樹 は、会社員として平穏な毎日を送っていた。だが、 強引に引っ張りだされ……続きを見る

システムエンジニアの河南匠は、祖母が倒れたと聞いて山奥の故郷へ向かった。匠は昔、故郷で神隠しに遭ったことがある。庭の祠へ久々に赴くと、唐突に見覚えのない土地へ飛ばされてしまい、銀狼の耳と尾を持つ男・……続きを見る