柊織之助 - 電子書籍 1

心が疲れ切った会社員の文。現実から逃げるように電車に乗ると、犬や猫が住む不思議な町にたどり着く。その町は傷ついた人の心を癒すための町だというが、文は困惑してしまう。しかしある時、このままでは町がなく……続きを見る

レッタは紡ぎ手として、世界中の手紙を運び、時には代筆することを生業としていた。生き別れた弟を探すためにレッタは手紙を届け続けていたある日、一人の老人から手紙の代筆と郵送を依頼される。 それは戦争地帯……続きを見る

届けろ、全てをかけて。 郵便局に勤めているレアンは戦禍に巻き込まれて死んだだずだった。だが、目が覚めると別の世界にいた。 剣と魔法、銃と兵器、そして全ての力を増幅させる宝石の涙。 彼は戦争を止められる……続きを見る

日本の東京に住むベルナール・千代古は都内の百貨店で、チョコレートバイヤーとして勤めていた。だがある日、会社が買収されるという噂を耳にする。そして会社では買収を防ぐためのある作戦が実行されていた。その……続きを見る

色にこだわるあまり務めていた出版社をクビになってしまうペチュニア。意気消沈する中、足を運んだのは虹をかけるお祭りだった。しかもその祭りで、有名な虹職人のプロテアに助手にならないかと誘われる。 お金も……続きを見る

「この泥さえなければ、心から愛せるのにな」 人間のために泥を運び続ける天使チルベは、ある時人間に追われていた悪魔のヒエンに出会う。ヒエンは人間に利用されているだけだと告げるがチルベは信じない。そんな……続きを見る

紡ぎ手。それは依頼主の心を手紙にして運ぶ者。 レッタは紡ぎ手として、世界中の手紙を運び、時には代筆することを生業としていた。生き別れた弟を探すためにレッタは手紙を届け続けていたある日、一人の老人から……続きを見る

ティナ、二十五歳、都会で失業したばかり。そんな時に、地元に住む母から雲職人にならないかという連絡がくる。国一番の雲職人で、何よりも幼い頃、ティナの遊び相手だったラウドという老人が、ティナに己の技術を……続きを見る

「結婚したい」 その一言が言えない。 二十八歳で大手百貨店のバイヤー、春宮雪奈。仕事は順調、彼氏と同棲していて仲もいい。だけど、どこか本音では話せない。どうにか結婚の話をしようとする雪奈だが、仕事が忙……続きを見る

世界の破壊を止めるため、青年レアンは宝石の民の少女ジェマを運ぶ旅に出た。 青い果実、光る紅葉、吹雪の海。見たこともない世界を歩きながら、終戦に向けて奔走する。 そこへ、鉄の獣と呼ばれる兵器があると分か……続きを見る

白の民である少年ユーファは雲に浮かんだ島と共に生きている。だが変わっていく気候によって雲がくずれかけていた。白の民は逆さクジラに未来を聞くことにする。世界で唯一時間を逆さに進むクジラ。選ばれたのはユ……続きを見る

先生と慕う魔女が街に帰ってくるのをずっと待っている臆病な少女が、街から太陽を奪う悪い魔女から街を守るために勇気を試される。 続きを見る

戦争と芸術弾圧が始まる国の中で、エーデルは生まれ故郷に帰り画家の姉と暮らすことに。エーデルは国を捨てて逃げようとするが、姉は絵を描くことをやめない。そんな時、故郷にまで弾圧の足音が近づいてくる……。 続きを見る

恋も愛も知らない郵便局員の水希は、毎週受け取られることのないラブレターを届けていた。だがある日、手紙が目の前で捨てられてしまう。水希は心の痛みを感じながら、届かないラブレターを拾って返事を書くことに……続きを見る

バラが生い茂る暗い森の中、列車は子どもたちを乗せて迷うことなく進んでいる。 窓の外に見えるのはいばらの壁だ。ある日、少年アオは暗闇の向こう側に光を見つける。 アオは光に辿り着くために列車から降り、いば……続きを見る

ある海辺の街には、大人になるために船に乗って波を乗り越えなければいけない。だが」少女エーデルは波が怖かった。そんなとき、シャボン玉に乗った少女が街にやってくる……。 続きを見る

オックスの村は存続の危機に陥っていた。回避するには、祭りの名物を作らなくてはいけない。そこで立ち上がったのは村の問題児三人だった。村長の息子、占星術師の娘、飛行士の息子。目的は伝説のオーロラを見つけ……続きを見る

現代小説からファンタジーまで、色とりどりの三つの世界を収録した短編集。 ある喫茶店での男女の物語「ココアのような彼」 妹のために大空を飛ぶ兄の物語「空色の孤独」 空の用心棒として生きた三人の物語「天色……続きを見る